2025.03.22
「聖なるものを汚したい敵」第1列王記11章1節から13節 (モトイさんのブログ)
http://kirisutoinochi.seesaa.net/article/512316930.html
ー 世の汚れや背教の背後にある敵の策略について ー
:1 ソロモン王は、パロの娘のほかに多くの外国の女、すなわちモアブ人の女、アモン人の女、エドム人の女、シドン人の女、ヘテ人の女を愛した。
:2 この女たちは、主がかつてイスラエル人に、「あなたがたは彼らの中に入って行ってはならない。彼らをもあなたがたの中に入れてはならない。さもないと、彼らは必ずあなたがたの心を転じて彼らの神々に従わせる」と言われたその国々の者であった。それなのに、ソロモンは彼女たちを愛して、離れなかった。
:3 彼には七百人の王妃としての妻と、三百人のそばめがあった。その妻たちが彼の心を転じた。
:4 ソロモンが年をとったとき、その妻たちが彼の心をほかの神々のほうへ向けたので、彼の心は、父ダビデの心とは違って、彼の神、主と全く一つにはなっていなかった。
(第1列王記11章1節から4節)
<YouTube:「kirisutoinochi1」より>
こんにちは、モトイです。今日のメッセージのタイトルは、『聖なるものを汚したい敵』としました。聖書箇所は、第1列王記の11章1節から13節までです。
このタイトルの『敵』というのは、私たちのたましいの敵である悪魔・悪霊のことで、今日の聖書箇所には悪魔・悪霊という言葉は出て来ないのですが、でも、実はこのような敵の悪魔・悪霊の惑わしがあって、このようなことになりましたということを、あとからまた別の聖書箇所から見てゆきたいと思います。
こういう惑わしというのは、つまり見えるところ、感じるところで たましいを揺さぶって、肉を揺さぶって、本当は神との礼拝が中心であるはずなのに、見えるところ、感じるところで判断して妥協してしまうという惑わしのことですが、
実際は、今日の聖書箇所では賢者ソロモン王が神によって最大の領土、最大の祝福を受けていたその時代に もうこの惑わしが入り込んで、老齢になると悪魔・悪霊の汚しが開花して、国家が衰退してしまうという聖書箇所です。そして神の言葉として、それを叱責している言葉があります。聖なる国民が、ソロモンの見えるところ、感じるところで惑わされたという妥協によって汚されたという聖書箇所です。
この見えるところ、感じるところでだまされた具体例ですが、今日の聖書箇所では ソロモンが受け入れてはならないという外国人の女性を妻として千人も めとったというかたちで現れています。
千人もめとったというのは、実際にはソロモンが好色だったということではなくて、まわりの異民族の、異教の国々の王様たちが、神の栄光が現れて古代イスラエル王国がものすごく強大になったので、ソロモンと誼(よしみ:親しい関係)を通じたくて自分の娘を人質として送ったという、そのような政略結婚的な意味がありました。
ですから、かならずしもソロモンが好色だったので千人の妻になったということではないのですが、でも結局、見えるところ、感じるところでだまされてしまったのですね。ハニートラップにまんまと引っかかってしまった状態です。そして、その背後には この地上を神の黙認によって支配する悪魔・悪霊の惑わし、聖なるものを汚したい悪魔・悪霊、敵の策略があったということです。
でも、これは古代イスラエル王国だけの問題ではなく、いま、もうキリストのからだにも入り込んでいる。そして預言の通りなんですが、背教というかたちで、もうキリストのからだが汚されつつある。背教が成就しつつあるという状態でしょう。
ですから、私たちは見えるところ、感じるところで揺さぶられる前に、いつもの結論ですが、送られた場所・場所で主イエス・キリストにつながる。そして王である祭司、地の塩・世の光としての役割をそこで果たす。塩けを発揮する。祈るという私たちの基本に立ち返る必要があるでしょう。
敵は、もう この世の中を牛耳って(ぎゅうじって:自分の意のままに支配して)いるので、この世の中は罠だらけです。でも私たちはそこで生きなければならないのです。そこで私たちはキリストのとりでに逃げ込む。それ以外に方法はないのです。でも、それが最強の守り、最大の武器なんです。そのことを まず第1ヨハネの5章10節から13節で確認してから、今日の聖書箇所に移りたいと思います。
ー 第1ヨハネ5章10節から13節 ー
ここの聖書箇所は、私たちがイエス・キリストを信じたので永遠のいのちを持っているという言葉ですが、イエスがいのちの君であり、「イエスの御霊」と呼ばれる聖霊なる神が私たちの内におられるので、この方を中心に祈りつつ歩むとき、世の中 中心には なり得ないということでしょう。そういう意味で、お読みしたいと思います。
冒頭に、『このあかし』とありますが、これは直前に書かれている 神によるイエス・キリスト、御子イエスについてのあかしという意味です。文中にも、また別の角度から同じ このあかしについての説明もありますので、そういうつもりでお読みください。
:10 神の御子を信じる者は、このあかしを自分の心の中に持っています。神を信じない者は、神を偽り者とするのです。神が御子についてあかしされたことを信じないからです。
:11 そのあかしとは、神が私たちに永遠のいのちを与えられたということ、そしてこのいのちが御子のうちにあるということです。
:12 御子を持つ者はいのちを持っており、神の御子を持たない者はいのちを持っていません。
:13 私が神の御子の名を信じているあなたがたに対してこれらのことを書いたのは、あなたがたが永遠のいのちを持っていることを、あなたがたによくわからせるためです。
(第1ヨハネ5章10節から13節)
アーメン。この最後の13節の言葉は、ものすごく重要だと思います。『私が神の御子の名を信じているあなたがたに』すなわち、キリスト者に これらのことを書いたのは、あなたがたが永遠のいのちを持っていることを、よくわからせるためと言うのですね。ということは、つまり よく分からないで永遠のいのちを持っている人がいるということです。
逆に言えば、私たちが救われたあとは神との関係が許されているので、どのようなかたちでも、どんな感情でも、自分が自分をどう思ったとしても、神の前にいつでも、どういう状態でも出られるのです。
これが私たちの特権で、出たら、神との交わりをそこで持てば、持った瞬間に神の責任で栄光から栄光へと主と同じかたちに変えられる。惑わしは取りのけられ、自由になる。それが私たちの祈りの生活なんです。
私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。
(第2コリント3章18節)
でも、よく分かっていないとこの交わりを結ばないゆえに、この方(神)が ますます分からなくなる。そして交わりによって神を知るのではなく、自分の知識によって知ろうとする。
私たちの この祈りというのはイエス・キリストの中にある知恵と知識の宝のすべてにアクセスする特権であり、神を味わい知る交わりであり、ますます神によって教えられ、もっともっと神を知りたいという深い飢え渇きが与えられる状態です。
このキリストのうちに、知恵と知識との宝がすべて隠されているのです。(コロサイ書2章3節)
でも、それがないと、救われたのに救いがよく分からない。永遠のいのちを持っているのに、それがよく分からない。感じ取れないということになってしまうということでしょう。ですから、聖書を読むということに関しても、神との交わりとして読むということが必要でしょう。
ー続くー
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REVELATION 3:8