トラットリア・フランコの姉妹店なんだけど、トラットリア・フランコ自体を知らなかったんだな
元々、人気店が犇めく横浜駅周辺ではあるけれども、喧噪の中のイタリアンって食指が動かなくてね
先日に偶々拝見した食べログの写真に反応しまして電話をしてしまったから此処に居るわけさ
何の写真に反応したんだっけな(笑)
思い出さないから大したもんじゃいと思うけどね
まぁ、写真に反応したと言うのは表向きの理由で、2店舗が隣同士にある利点と言うより“素材を余すことなく使い切る”なんて戦略が頭を過ぎったものでね
端っこばかり使ってたら、怒ってやろうかと思ってさ(笑)
でも、そんな心配はいりませんでしたよ
料理のクオリティが予想以上に素晴らしくて、とても愉しいひと時を提供頂きました。間違いなくお薦めです!
難点は、酒類が2割方高い事かな
そして、日本酒が無いのは残念です(笑)
料理がとっても日本酒に合いそうなんですよ
かーちゃん 待たせて御免よ!
だから、飲みかけって事です
コペルト(テーブルチャージ)は
イタリア産10ヶ月熟成の生ハム
ぺらっぺらで透けて見える薄さなんだけど、塩分が効いててやる気が出て来ちゃうよ(飲みモードに突入)
こんな感じですけど、美味しいねぇ!
チビチビとビールを傾けながら、つまみを2品ばかり
名前からはピンとこなかった
アーモンドを詰めたイチジクの白ワイン漬け
お菓子感覚なんだけど、甘~いイチジクとアーモンドの食感と香りが合わさると最高なんですね
これもイタリアの郷土料理なんですって。
茹でたまごとアンチョビ
たまごは堅茹だから良いんじゃないのかな
アンチョビが質が良くないと旨くないってさ
家庭でもできそうだけど、違うんだろうな
お次は
白ワインと一緒に本日の魚介のマリネ
ワインはお任せで、マリネは鰯
光輝く鰯が旨そーです。
真鰯でしょうけど、程々の厚みがあって良いですね。
新鮮そのものの身は綺麗なピンク色。
小骨も丁寧に取られてて、良いと思います。
更に
地鶏レバーのトスカーナ風クロスティーニ
トスカーナ風ってことは、地鶏レバーを煮込んだってことでしょうか?
台になってるクロスティーニ(小さなパン)は香り高いローズマリーを練り込んだ生地で焼き上げた自家製だそうです
クロスティーニの食感が素晴らし過ぎます
そして
地鶏レバーの厚みのある旨みにはかなり驚いてしまいました
2本目に行っちゃいそうだから、食べようぜ!
最初から目を付けてたさ
フィレンツェ屋台の牛もつ煮込み
正式名称は「ランプレドット」だって
これは、イタリアフィレンツェの伝統料理
この緑色の物体がサルサ・ヴェルデソース
主素材はイタリアン・パセリでしょうね
先日、新橋で食べたトリッパ(ハチノスのトマト煮込み/イタリアの伝統料理)より数段美味しい!
何と言っても、モツそのものが旨みを保ちながらも、良く煮込まれてて、その柔らかさは半端なしのインパクトがあるんじゃないですかね
素材の美味しさを生かすって事では、居酒屋のモツ煮込みを完璧に凌駕してますよ
スープも単純な味つけなんだけど、コクがあって旨すぎです!
サルサ・ヴェルデを溶かし込むと、風味が格段とアップするし、サルサ・ヴェルデの酸味がスープ全体を引き締めてくれて、一気に飲み干したくなっちゃいましたよ
文句なしに旨い!!
さすがに
大事に大事に飲んだワインも底を着いちまったから
上さんにはドッピオモルト
俺はグラッパ(イタリアン焼酎)
そして
最後に頂いたのが、此方の一押し料理
牛すじと地鶏、レモン豚のリゾット
何と言っても
漂う香りにクラクラしてしまった!
知らなかったけど
聞き慣れないレモン豚(レモンポーク)は愛媛県産の銘柄豚です
このレモン豚も牛すじも地鶏までもが、とても柔らかく仕上げられていて、旨そうな香りが満遍無く放たれております
このリゾットも間違いなく旨いです!!
正式には
イタリアンリゾットと言えばアルデンテ(少し芯を残す)がお決まりみたいですけど、此方では、イタリア米を芯を残すか残さないかのギリギリに仕上げられているから、スープを吸った米の美味しさを充分に味わえて良いんじゃないでしょうか
夫婦揃っての大絶賛!!
噛む習慣のある日本人に合ってるリゾットだと思いますね
Mescita Franco(メッシタフランコ)
的を得た明快な接客をされるし
高木シェフが造り出す味も好みだし
また寄りたくなるのは必然でしょうね
ご馳走様でした!!