
「大丈夫だよ!大丈夫!」そう言っている人を見ると、「いや、何が大丈夫なんだよ…」と思うこと、ありませんか?
私はあります。
財布の中身が心細い時。
スマホ料金の通知が来た時。
冷蔵庫を開けたら、なぜか“めんつゆ”しか入っていなかった時。
大丈夫な要素、どこ?なのに世の中には、「『大丈夫』と繰り返すと脳が騙されます」という人がいる。
え?脳ってそんなチョロいの?
もしそうなら私は毎朝、「痩せてる!痩せてる!」と言いながら、唐揚げを食べたい。
しかし残念ながら、脳はそこまでポンコツではありません。
実はこれ、少し仕組みがあります。
人間の脳って、自分が自分に言っている言葉の影響を意外と受けるらしいんです。
例えば…「もうダメだ…」を連発すると、脳は真面目に、『了解しました。
非常事態ですね。
全力で不安を増量します。』
と働き始める。…頼んでないのに。一方で、「大丈夫、大丈夫」と言うと、脳が少しだけ、『あ、まだ終末じゃないのか。なら落ち着こうか。』
と緊張を下げることがあるそうです。
つまり、脳が完全に騙されるというより、脳の“慌てモード”が少し解除される。
そんな感じ。これ、料理にも似ています。
フライパンで肉を焼いていて、煙がモクモク出始めた時。
「終わったーー!!」と叫ぶと、余計パニックになる。
でも、「大丈夫。火を弱めよう。」
と言うと、案外なんとかなる。
…まあ、時々なんともならず、黒い炭みたいな何かが完成しますが。
人生も似たようなものかもしれません。
ただし注意点があります。
本当に無理している時に、「大丈夫!大丈夫!大丈夫!」と自分を追い込むのは、ちょっと違う。
風邪で39度あるのに、「大丈夫!」と言いながら半袖でアイス食べるのは、ただの勇者です。
必要なのは、現実逃避の“大丈夫”ではなく、落ち着くための“大丈夫”。
「不安だけど、まず一歩やってみよう。」そんな感じの“大丈夫”。
脳は案外、言葉に影響されます。
だから今日もしんどい時は、無理に100回唱えなくてもいい。
とりあえず一回だけ。
コーヒーでも飲みながら、「…まあ、大丈夫。
なんとかするか。」