『シルバーバーチの霊訓』とは Ⅰ | イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

苦しみや悲しみが不幸ではありません。霊的真理を知らずにいることが最大の不幸です。
間違いや失敗で願いが叶わない人生が残念な人生ではありません。霊的成長せすに終わる人生が最も価値のない人生です。
真の幸福のために、ともに学びましょう。

 初めて「シルバーバーチ」の名前を聞く方や他のブログなどで知っている方、『シルバーバーチの霊訓』をすでに読んだ方にも、ぜひ知っていただきたいことがあります。

60年間も霊界通信を送ってきたシルバーバーチの目的は何だったのか。
なぜ、『シルバーバーチの霊訓』が地上世界に必要だったのか。
『シルバーバーチの霊訓』が私たち地上の人間に届けられた背景をぜひ知った上で、シルバーバーチの言葉を読んでいただきたいと思っています。


シルバーバーチが霊界からメッセージを送ってきたのは、私たち地上の人間を救いたいとの思いからです。
地上のすべての人間を救うために、霊界通信がおこされたのです。
一部の特別な人だけを対象にしているのではありません。
一人残らず救うためです。

なぜ、救いが必要なのでしょうか。
今この時も、地球上のどこかで戦争や飢餓や貧困や迫害で、死ぬか生きるかの生活を強いられている人がいます。
救いは、苦しみや悲しみや絶望の中にいる人だけではありません。
お金に困ってない、病気でもない、趣味も娯楽も楽しんでいるから大丈夫、私に救いは必要ないと思っている人にも、救いは必要なのです。
多くの人は物質的に豊かになることが幸福だと思い、またできるだけ苦労のない人生を送りたいと願っています。
こうしたものを追い求めることに地上人生を費やしています。
死後のことも永遠の生命のことも知らず、地上人生の目的が何であるかを見失っています。
これこそが不幸なのです。

「私は、他の同僚と同じように、さる筋から物質圏での仕事の要請を受けました。その仕事というのは、自分たちの住む地球もろとも破滅へ追いやることばかりをしている人類を救済することでした」
『シルバーバーチの教え(上)』P.30/L7~L9

「地上というところは妙な世界です。霊の目をもってご覧になれば、人間が愚かなことばかりしていることに呆(あき)れるはずです。いずれはチリと化してしまう、どうでもよいものを後生大事にし、永遠の宝である霊的なものは疎(おろそ)かにしております。霊的な価値が理解できないのです。
その場かぎりの愉しみや喜びばかり求め、その物的欲望に埋もれて、肝心の霊性が顕現する機会がほとんどありません」

『スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ』 P.248/L10~LB1

『シルバーバーチの霊訓』は、霊界のイエスを中心とする高級霊たちによって、地上人類を救うために地上世界に届けられました。
ここにあるのは、シルバーバーチ個人の意見や見解ではありません。
すべてが霊界で綿密に計画され用意されたものです。
この地上人生の意味と目的、苦しみや困難の意義、真の幸福とは何か、神とはどのような存在なのかといった、今私たちに必要な基本的な霊的真理を教えるために、シルバーバーチがメッセージを送ってきてくれました。

私たちは、何も知らなかったのです。
皆が霊的なものからあまりにも遠ざかり、霊的無知に陥っていたのです。
だから、霊的真理を地上にもたらし霊的無知をなくそうと霊界側が計画をしたのです。
それが、スピリチュアリズムです。
スピリチュアリズムの根底には、イエスを中心とする高級霊たちの私たち人類に対する“無用の苦しみや悲しみから解放してあげたい”との愛があるのです。
そうした、霊界からの愛と思いをシルバーバーチの言葉から感じてほしいと願っています。


【参考】
旧版『シルバーバーチは語る』1章 シルバーバーチの使命(スピリチュアリズム普及会)
  (新版『シルバーバーチの教え(上)』1章 通信霊シルバーバーチについて)

スピリチュアリズム思想Ⅰ 9.スピリチュアリズムの登場と、霊的新時代の到来(1)暗黒の地上世界(スピリチュアリズム普及会)

『シルバーバーチの霊訓』とは(スピリチュアリズム普及会)