「すでに霊の世界に来ていながら、何百年、時には何千年ものあいだ進化することなく、地上時代と同じ煩悩を抱き続けている者が少なくありません。
彼らは貪欲で本能的欲望に満ちており、霊的摂理を理解しようとしません。
霊的なことに対する感性が芽生えないのです。
身は霊界にありながら、意識としては完全に地上で生活しており、しかも下降の一途をたどっています」
『シルバーバーチの教え(上)』P.170/L3~L7
地上世界しかないと信じ込み、物質的満足や地上的幸福を手放せない人です。
死んでもなお霊的真理を受け入れないための不幸です。
この不幸は、本人の自覚が芽生えない限り、際限なく続く不幸です。
この状態では真の安らぎは得られません。