物事を見る焦点 | イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

苦しみや悲しみが不幸ではありません。霊的真理を知らずにいることが最大の不幸です。
間違いや失敗で願いが叶わない人生が残念な人生ではありません。霊的成長せすに終わる人生が最も価値のない人生です。
真の幸福のために、ともに学びましょう。

「物的身体に宿っている皆さんは、今生きている地上生活のことだけを考えます。
それに引きかえ地上を去った私たちは、地上生活を無限に続く進化の歩みの中のほんのわずかな期間として捉えます。
皆さんがとかく物事を見る焦点を間違えるのは、そのためです」

『シルバーバーチの教え』(下)P.71/LB3~LB1

霊界が私たちの本来の住処です。

ということは、この地上世界は一時的な仮の住処です。
霊界での生活に備えるための準備・訓練の場所でしかありません。
そして、たかだか100年前後の地上人生も、霊界での永遠の無限の時間と比べればあっという間の時間です。

ほとんどの人は、人間関係・挫折・失敗・病気・死などの苦難や困難に遭遇すると、自分のことを不幸だと思います。
それは地上生活だけがすべてと思っているからです。
地上世界はそういった体験を通して自分を鍛えていく場所でしかないことを知れば、違った見方ができます。

トレーニングジム(地上)に来ていて、時間が来れば(寿命)自分の本来の家(霊界)へ帰ります。
もしくはこの地上は学校や合宿所とも言えます。
すべての人の目的は同じです。
霊的成長とカルマの清算で、そのための体験の内容が違うだけです。
その内容というのが、人間関係・挫折・失敗・病気・死などの苦難や困難だということです。

「地球は学習のために通う“学校”です。その学習は、比較対象の体験による以外には有り得ません。日向(ひなた)と陰、嵐と凪(なぎ)、愛と憎しみ、善と悪、健康と病気、楽しみと苦しみといった相反する体験を通して学習していくのです。相対的体験と、その中での試行錯誤の努力を通して、魂が磨かれていくのです」
『霊的新時代の到来』P.25/LB4~LB1