「あなたの心に怒りの念があるということは、
それはあなたの人間的程度の一つの指標であり、
進歩が足りないこと、まだまだ未熟だ
ということを意味しているわけです。
あなたの心から怒りや悪意、憎しみ、激怒、
ねたみ、そねみ等の念が消えた時、あなたは
霊的進化の大道を歩んでいることになります」
『シルバーバーチの霊訓』(5)P.95/LB1~P.92/L4
ある人は《人間とは喜怒哀楽の感情を持つ存在》だから
怒りを持っていてもいいと言います。
確かに、地上で聖人君子を見つけることはできないと思います。
しかし、未熟な部分を正していくことが地上人生の目的なのです。
自分の未熟な感情にほとほと疲れて手放したい、
何とかしたいと自分から思うようになれば、
今の自分に不満を持つようになれば、
理解できるようになるかもしれません。
また別の人は、この文章の意味を理解できていても、
それが自分の中にもあると気付かないこともあります。
霊的真理を多く知っていても、
人に説明できるほど言葉の意味を理解していても、です。
謙虚さの言葉の意味を知っていても実践できていない、
その可能性は誰にでもあります。
心の緩み、油断、慢心、
知識の上に胡坐をかいている状態…
「最高の指針となるのは人のために役立つこと、
思いやり、謙虚さ、寛容心、協調性といった
形で表現される愛です。
愛は宇宙最大の力です」
『シルバーバーチの霊訓』(11)P.75/3~4
シルバーバーチの言葉は簡単なようで、
奥が深く実践を継続することは難しいとつくづく思います。
守護霊さま、私が道から外れた時は、どうか気づきをお与えください。