地上世界にはたくさんの神が存在しています。
宗教の数だけ神も存在しています。
シルバーバーチは神への祈りの中で、こう言っています。
「あなたについての真理を広め、子等があなたについて抱いてきた名誉棄損ともいうべき誤った認識を正すことでございます。
これまでのあなたは神として当然のことであるごとく憎しみと嫉妬心と復讐心と差別心を有するものとされてきました。
私どもはそれに代わってあなたの有るがままの姿───愛と叡知と慈悲をもって支配する自然法則の背後に控える無限なる知性として説いております」
『シルバーバーチの霊訓(6)』P.8/9~9/3
他の神を崇める者を攻撃したり、自分の教えを守らない者に苦しみを与えたり、自分を信じる者だけを救うような神を、私は信じることができません。
それは全知全能の愛なる神の姿ではなく、神にも人間的要素があると思った人間が勝手に想像した神ではないでしょうか。
「大霊は人間が考えるような意味での人物的存在ではありません。
人間を大きく拡大したような存在ではありません。
男性でもなく女性でもありません。
大霊は宇宙最高の力、無限の知性、愛、慈悲、叡智、要するにありとあらゆる霊的資質の原理の総合的化身です。
が、その概念をお伝えしようとすれば、どうしても人間の言語を使用せざるを得ません」
『シルバーバーチの霊訓(11)』P.88/LB3~P.89/3
真実の神の姿を限界のある地上の言語でしか表現できないことを、
シルバーバーチはもどかしく思っていたんだろうな…