《想念の影響》
「あなたがた人間は受信局と送信局とを兼ねたような存在です。
純粋に自分自身の考えを生み出すことはきわめて稀です。
地上のラジオやテレビにチャンネルとかバイブレーション（振動）
---フリークェンシー（周波数）が適切でしょう---があるように、
人間にもそれぞれのフリークェンシーがあって、その波長に合った
思想、観念、示唆、インスピレーション、指導等を受信し、今度は
それに自分の性格で着色して送信しています。それをまた他の人が
受信するわけです。
その波長を決定するのは各自の進化の程度です。霊的に高けれ
ば高いほど、それだけ感応する思念も程度が高くなります。
ということは、発信する思念による影響も高度なものとなるわけです」
『シルバーバーチの霊訓』（8）Ｐ39/1～9
私たちは常に向上するようになっているが、それは一直線ではなく螺旋
を描くように上昇していく。
長い時間をかけて螺旋を描いていくが、一日という枠の中でも同じように
螺旋を描いて過ごしている。
霊性の高い意識を持つ時間があれば、低俗なものに反応する時もある。
肉体を持つ地上人は肉体的本能があるため、一日中高い霊性を維持す
ることは不可能で、その時々の霊性に合わせた思念や思想、観念を無
意識に受信している。
私たちは、油断すれば霊性は低い状態にある。
悪意を持った地縛霊や欲望から脱し切れず地上をうろつく霊の誘惑や
ささやきに常に晒されている。
霊媒体質の人間だけが影響を受けているのではなく、すべての人間が
無意識・無自覚に多くの影響を受けている。
その存在を認識しない私たち人間はとても無防備。
高い霊性の霊力は自分の霊性を高く持っていないと受け取ることはで
きないが、低い霊性の霊力はすぐに引き付けてしまう。
その危険性を私たちは全く知らない。