「この世的な富を蓄積していると、それなりの代価を支払わされます。
つまり、地上的なものに心を奪われて、その分だけ霊としての義務を怠れば、
地上的な富は増えても、こちらの世界へ来てみると、
自分がいかにみすぼらしいかを思い知らされます。」
『シルバーバーチの霊訓』(4)P15/8
地上生活を終えた後にも、次の世界(生活の場)がある。
地上の価値観は、たった数十年の地上生活だけに通用すること。
地上にいる間に気付いた人は、幸せです。
目に映る物質的なものだけが幸せの尺度でないことがわかり、
誰かを羨ましく思ったり妬んだりすることはなくなります。
物がないことや、悩みや苦労のある人生を不幸とは思わなくなります。
物質的なものから得られる幸せは、一時のものです。
だから常に求め続けることになります。
幸せになるためにと多くの人が求めているものは、肉体的本能の欲求です。
「肉体こそ自分である、今生きている地上世界こそ実在の世界であると思い込み、
実は地上世界はカゲであり、肉体はより大きな霊的自我の道具にすぎないことを
否定することは実に簡単なことです。」
『シルバーバーチの霊訓』(6)P15/1
目に映るものだけが真実と思い信じることは簡単です。
見えないものを否定することも簡単です。
「そもそも人間は死んでから霊となるのではなくて、
もともと霊であるものが地上へ肉体をまとって誕生し、
その束の間の生活のためではなく、
霊界という本来の住処へ戻ってからの生活のために備えた発達と開発をするのですから、
死後も生き続けて当たり前なのです。」
『シルバーバーチの霊訓』(10)P21/4
この言葉の意味を受け入れられる人は幸せです。