明け方、全部の作業を終えてから、キャリアっこ部屋で武蔵くんと最後のお別れをするのに初めて添い寝していたら、涙が相変わらず止まらずに、あっという間に朝が来て。
腫れまくりの顔を洗い着替えてから、主の居ないベッドを覗いたら、今日ものりまきくんとぴーちゃんが猫団子。
あー…可愛いなぁ。
眠い眼を擦りながら朝のお世話を始め、只今絶賛ちゅ〜る食べ放題の三朗くんにちゅ〜るをあげてたら、眼頭の位置がズレてることに気がついた。
鼻腔なのか眼頭なのかは分からないけど、もしかしてここに何かが出来ていてそのせいで三朗くんの身体に何かが起きたのかな…。
明日の再診の時に診て貰おうね。
更にはおやつが大好きでおやつタイムには必ずどこに居ても飛んでくる筈の充くんが、今朝のおやつタイムに参加しないから、キャットタワーのボックスに居た充くんを覗いたら、呼吸がゼコゼコしてたから、お世話の手を止め様子を見たら、確実に気管からおかしな音がする…。
怖くて堪らず急いで病院へ。
採血しようとしても苦しそうだから、一旦酸素室に入って貰って、少し落ち着いてから血液検査はすることにして、大急ぎでレントゲンだけ撮ったらば、恐らく誤嚥性の気管支炎と、他にも心臓の隣にモヤっとしたモノが写ってて。
うー…なんでこんなに続々と問題が出るのかな…。
怖くて背筋が寒くなる…。
充くんに後で来るから待っててね。と声をかけ、帰ろうとしたら先生に呼び止められて、三朗くんのFIPの外注検査の結果を渡された。
そこには見たくなかった陽性の文字…。
涙が溢れそうになるのを必死に堪え、車に戻りひとり泣いていた。
でも、絶対に諦めたりすることはない。
あたしにはそれしか出来ないんだから。
寝不足と悲しさと苦しさで、頭が薄ぼんやりしたまま残りのお世話や掃除を終わらせて。
今日は予約が取れずにお見送りに行けなかった武蔵くんに、武蔵くんまで喪ってしまったんだから、かーちゃんもっともっと頑張らなきゃね、と声をかけ。
外に出たら今日も綺麗な夕焼けが。
夜のお世話を始める前に、充くんの検査をするのに病院へ。
酸素室を覗いたら顰めっ面してたけど、抱っこしたらご機嫌にゴロゴロと喉を鳴らしてくれた充くんから採血をして、ぷんすか怒っていたけどちゅ〜るをあげたら喰いついた!
充くんの検査結果は炎症がどこかで起きているようだけど、それ以外は大きな異常は無かったから、今晩は酸素室に泊まり明日以降の経過を見てこれからの治療方針を決めることにして。
帰ろうとしたらまた呼び止められて、もなかちゃんの外注検査と感受性試験の結果を渡された。
よぉし!これで合う薬を探せるぞ!
どのお薬をこれから使うことにするのかは、先生たちが考えてくれるけど、何をどうしても治ってくれなかったもなかちゃんのズビズビのお鼻やグシュグシュのお目目が治るように、お薬が決まったら頑張ってケアしていこう。
そんな中、飯舘村で居着いてたおうちのばーちゃんが倒れて、救急車で運ばれて入院してしまったおうちに、残されていたサビ猫さんの捕獲に、今日も向かってくれていたKさんと朝から散々やり取りをしてたけど、サビ猫さんは姿を見せるものの、捕獲器には入ってくれなくて。
サビ猫さんがいつも寝ている木製の寝床の寝込みを襲い、そのまま保護する計画を立てたけど、上手くいくのかどうなのか…不安を抱えつつふたりからの連絡を待っていた。
そうしたら帰宅した途端に『保護出来た!』という嬉しい報告が❤︎
やったぁ!!
間に合った…泣。
女神で菩薩のたこちゃんが疲れてるだろうに搬送して来てくれたサビ猫さんを受け取り、隔離ケージに入居してもらい、少し落ち着いた頃に覗きに行ったら、びっくりする程甘えてくる…。
村に居た時には、ばーちゃんが居なければ近くにも来ない子だったのに…。
いかつい顔をしてるけど、声がとても可愛いおばーにゃん。
顔を近づけるとかなりお口が臭いのに、ガリガリに痩せた身体で頑張っていてくれてありがとう。
そして保護させてくれてありがとう。
明日は病院に行きましょう。
Kさんたこちゃんお疲れ様!
背骨がガリゴリ触るし、背中は毛玉だらけで、お口の中はエライコッチャになっているけど、しっかりケアするから元気になれるように頑張ろね!
どの子も、大好きで。
どの子も、大切で。
どの子も、代わりなどいないたった一つのかけがえのないいのち。
足りない時間も足りない手も膝も、足りない体力も気持ちで補って、泣いてばかりいないであたしに出来る精一杯のことを続けよう。
ね、そうだよね、三朗くん。
あたしは、莫迦だけど、みんにゃさんを愛する気持ちは誰よりも持っているのだから。
明日も頑張ろう。