10月にブログで呼びかけを始めて以降、飯舘村で餌場や寝ぐらを追われる猫たちを緊急保護して連れ出せた数は、現時点で60匹を超えました。


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震災前から飯舘村で生きてきた猫たちにとっては、五年半以上もの長い日々にようやく終止符を打ち、まだまだ借り暮らしのシェルターや一時保護場所で過ごす子たちは多いけれど、それでも毎日ご飯があっておやつもあって、暖かな室内で安心して寝られる時間を過ごさせてあげることが出来ています。



救えず守れなかった数多のいのちを想うと、ただ素直に喜ぶ気持ちにはなれないけれど、来春の避難指示解除を目前に、足掻き続けているボランティアたちが守り抜こうと必死で動いている気持ちを、見守ってくださり、応援してくださり、本当にありがとうございます。



昨日はこの緊急保護に協力してくださっている飯館村の隣町の病院で、この緊急保護に要した11月分の医療費を支払ってきました。

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10月に始めたこの緊急保護の先月の費用は198,000円だったので、11月分を合わせて50万円を超えています。

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既にTNRをしていた子たちも多いからこの金額で済んでいるけれど、様々な意味で協力してくれるこの病院が無ければ、この活動はきっと続けることが出来ませんでした…。



お引受先への搬送が決まるまでは、一時的にうちやたこちゃん、Kさんの家で保護するとは言え、うちらの家にも限度はあるし、なにより多頭がどの家にも居るから、家に新規の猫を入れる為にはワクチンを接種した後の隔離期間も必要で。



ワクチンや不妊手術、駆虫などをした上で、無理を押して預かってくれているこの病院が在ってくれたことで、なんとか保護を続けていますが、先月分はギャラリー・エフ浅草の仁義箱から頂いた30万円のご支援金から拠出することが出来たものの、今月分はその残額以外はうちのご支援金からの拠出になっています。



福猫舎の保護っこたちにかかる医療費は、かかりつけの病院の厚意でお安くしてくださってるとは言え、毎月平均30万円がかかっているので、緊急保護のための費用を継続して捻出していくことは難しい状況です。



緊急保護っこたちを一時的に引き受けている間にも、各種治療や再度の駆虫なども必要なため、残高に余裕がありません…。



更には挙手くださる方の元へと搬送する費用もかかってくるため、うちだけではなく緊急保護っこを引き受けてくれているちーむぼんぼんでも、毎月の給餌行以外に捕獲のために複数回の福島入りをしてくれているnatsumint隊でも、必要経費は膨らんでいますので、年の瀬にお願いするのは恐縮ですが、どうか物資面でもご支援金面でも助けて頂けますよう、お願いをさせて頂きたく、このブログを書いています。



連れ出してあげたいいのちが、ヒトの居ない村で今日も必死に淡々と生きています。


餌場も寝ぐらも喪った子たちは、ヒトの助けが無ければ、間もなくやってくる凍える零下の日々を生き抜いていくことはもう出来ません。



町にはクリスマスのイルミネーションが綺麗に輝き、正月飾りも早くも登場しているところもあるでしょう。



けれどヒトの居ない村で暮らす猫たちは、暖を取る場所も無く、壊れかけた納屋の片隅で様々な脅威に怯えながら身体を縮めて眠り、いつ来るか分からない餌を運んでくるヒトを待っている毎日が続いています。



ひとつでも多くのいのちを守るため、継続してのご助力をお願いしたいのです。



ちいさな金額でも、ちいさなチカラでも、積み重なれば大きなものに変わります。



まだまだヒトの手を待ち続けているいのちが待っています。



ただいのちを守りたくて突っ走り続けているあたしらボランティア達が、もう少し突っ走り続けるためにチカラを貸してほしいのです。




医療費や交通費などの必要経費や、保護っこたちが毎日嬉しい時間を過ごすためのおやつや消耗品など、金銭面からでも物資面からでも、どうかご助力をお願いできますよう、心よりお願い申し上げます。





飯舘村からの緊急保護っこたちや、福猫舎の保護っこたちに必要な物資のご支援は、下記のAmazon欲しいものリストに掲載させて頂いています。


緊急保護っこたちに必要な物資は、福猫舎、ちーむぼんぼん、Kさんの三者で分け合いながら使っています。



また、ご支援金で応援頂ける方は、








上記リンク先に各団体の口座などの記載がございますので、どうぞご助力頂けると助かります。




そして重ねてのお願いですが、この緊急保護により保護した猫たちのこれからの暮らしを引き受けてくださる方を探しています。






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ちいさな身体で必死に生き抜く猫たちが、こんなに安心しきった顔で毎日を穏やかに過ごしてもらうため、どうか一緒に戦って見守ってくださいますよう、宜しくお願い致します!!




福猫舎  犬班A。