あの人と話していても楽しくないんだよね。
あの人と話していてもつまらないんだよね。

本当につまらないのはあの人の方なの?

楽しくない、つまらない、と思うのは
あの人が期待した言葉を返してくれな
かったから。

楽しくない、つまらない、と言うことで
あの人のことを責めたかっただけ。

本当は楽しくない・つまらない空間を
生み出していたのは私自身。

期待した言葉をもらうための
楽しくない・つまらない話をして

期待した言葉以外は耳に入れるつもりは
なくてあの人の話なんてちっとも聞いて
いなかった。

期待した言葉をくれる相手の話は
面白いと判断して

期待した言葉をくれない相手の話は
つまらないと判断する。

相手の話なんてちっとも
聞いていないくせに。

結局私は認めてもらいたかっただけ。

"あなたは凄いね"
"あなたは頑張ってるね"
"あなたはよくやってるよ"
"あなたは正しいよ"

そう言ってもらいたかっただけ。

でもその言葉を言う責任は私自身にある。

誰かにその責任を丸投げすることをやめた時
やっと期待した言葉を追いかけ回すことを
やめることができるようになった。

そして本音を話すことができるようになり
相手の話にも耳を傾けることができる
ようになった。

つまりはまともな会話をすることが
できるようになった。

そうして期待した言葉をもらうための
決まりきった話をして期待した言葉だけを
追いかけ回して一喜一憂するのではなくて

どんな言葉を追いかけ回すこともなく
その時々で新しい会話を生み出していく
ことができるようになったことで

"会話ってこんなにも楽しいもの
だったんだな"

と思うことができるようになった。

あの人は全く問題じゃなかった。

改めてあの人と会話してみた時
楽しくない・つまらないと思っていた
あの人との会話がとても楽しくて
面白い会話になっていた。

やっぱり全ては私自身の問題だったみたい。