今が幸せだと思えない時


幸せそうに生きている人達の話を聞いて
彼等と同じようなことをやって
彼等と同じようなものを食べて
彼等と同じような習慣を身に着けてみる。


そして彼等と同じように


心に余裕を持って
周りの人達を大切にして
誰かに何かを与えて
毎日感謝をしながら生きる


そんな人間になったつもりでいる。


でもいつまでも今が幸せだとは思えない。


それはあくまでも"つもり"であって
そこに真実はないから。


本当は満たされていないのに
満足しているフリをして


本当は悩んでいるのに
悩んでいないフリをして


人間レベルを上げたつもりに
なっているだけ。


だから隣の人が何かを手にするなんていう
ほんのちょっとしたことがキッカケとなり


心が暴れ回って"つもり"の世界は
簡単に崩壊してしまう。


言葉や行動は誤魔化せても
心と現実は誤魔化せない。


本当は満足も感謝もしていないし
愛情やお金やモノに飢えていて
沢山の悩みを抱えている。


幸せそうな人達の真似をして
今やっていることは


幸せだと思えない本当の原因に
向き合いたくなくて


そんな原因を作り出した
自分の本当の姿を見たくなくて


それを覆い隠すためにストレスを感じながら
義務的にやっていること。


だからやっていない人を見れば
途端に裁きの思いが湧いてくる。


本当は今裁いている
感謝をしていない人や
生活習慣が荒れている人や
そんな人達のことなんかどうでもいい。


ただ誰かのせいにすることで
見たくないものをなかったことに
しようとしているだけ。



幸せになりたいと思う時


つい今の自分とは大きくかけ離れた
レベルが高そうな人達を参考にして
その人達のマネばかりしがちになる。


今いる不幸な地点からひとっ飛びに
幸せな地点に移ることができそうな
気がするから。


でも遠いところばかりを見ていると
自分の現在地が見えなくなって


検討違いなことをすることに
なりかねない。


遠くにいる幸せそうな人達と今の自分を比較すると

あまりにも自分が残念に見えてしまい


つい彼等に近づこうとして慌てて
彼等と同じような行動や持ち物や食べ物を
自分自身に押し付けてしまいがちになる。


でも要らないものを押し付けたところで
残るのは飢えや裁きの思いだけ。


今の現実は飢えた自分が
作り出しているものなのだから


今の不幸な現実を変えたいと思うのなら
まずは飢えた自分を満たしてやろう。


そのためにも自分に要らないものを
押し付けたり見返りや感謝の言葉を
求めながら他人に与えるのではなくて


今の自分の真実の姿を認めて
今の飢えた自分が本当に欲しいと思っている
言葉やものを自分自身に与えてやろう。


それがたとえ遠くにいる幸せそうな人達なら
到底欲しがらないであろう幼稚な言葉や
ものであったとしても


どんなにつまらないと言われるような
言葉やものであったとしても


今の飢えた自分が本当に求めている

言葉やものを自分自身が


"もうお腹いっぱいだよ"


と言うまで与えてやろう。


お腹いっぱいにならない限りは
何をやっても何を言っても


それは要求し奪うための
手段にしかならない。


たがら飢える現実が続くだけ。 




別に器が小さくても与えられなくても幼稚でも
感謝できなくても幸せになっていい。


今の年齢がいくつであろうが
これまでどんな経験をしてきて
今どんな職業に就いていようが


始まりは幼稚園児レベルでいい。


今自分自身がいる地点を勘違いして
検討違いなことをして

飢える現実を続けるぐらいなら


今の自分の地点を認めて
その地点に合ったことをやって
確実に現実を変えていこう。


今はまだ子供なのだから今やるべきことは
大人ぶって与えることではなくて


子供らしく素直に欲しいものを欲しいと言って
誰かに頼り助けられ与えられること。


ちゃんと子供の地点を通過すれば
ある時お腹いっぱいになる地点がやってきて


そこからは本当の意味で
与えられるようになっていく。


その大人になった自分こそが
幸福な豊かさと繁栄をもたらす現実を
展開させていってくれるのだ。


だからこそ今はまず何よりも自分が
"もうお腹いっぱいだよ"と言うまで
自分自身に与えていくことを優先しよう。


今は誰かに与える段階じゃなくて
自分自身に与える段階。


立派な大人である誰かと比較して
子供である自分を責めて


余裕もないのに大人ぶって

与えよとするのではなくて


今は子供である自分を認めてやって
思い切り子供として生きればいいのだ。


だから子供である誰かを非難して
子供である自分から目を背けることは
もうやめにしよう。


子供である自分が高級なブランデーではなくて

おもちゃを与えられた時

そこから奇跡が始まっていくんだよ。


もう年齢や経験や職業なんかに

惑わされている場合じゃないよ。