スルメイカさんのブログ -6ページ目

舞台「フラガール」をふりかえって(最終回)

恋の矢季節を感じる効果音と衣装そして早着替えの妙技


舞台「フラガール」では、演技の中に季節を

巧みな効果音と昭和40年代を感じる衣装で現して

いました。


シラー効果音

そのシーンは第2部の冒頭にありました。

タフアフアイのレッスンをまどか先生が教えています。

そして舞台センターで踊る予定の紀美子(F.Sさん)が

なかなかタイミングが合わなくてまどか先生に

叱られます。


その時に耳に何かの音が聞こえてきました。


それはセミの鳴き声でした。

確かにレッスンの時のガールズの服が

半そででしたので、これで

夏のレッスンであることがわかりました。


つまり、最初は4人であった時は冬でしたが、

夏に月日が経っていることが判ります。



叫び衣装


映画と同じくフラガールは主に冬の衣装が

披露されていました。


ガールズの衣装も当時の服装ということか?

そのデザインはとーっても古さを感じました。


昭和40年の時代考証をしての衣装とは

思えない位のオールドぶりでした。


助演の(○もと)N.Hさんなどは冬の時の足元は

ぼろぼろの赤紫の足袋でしたし、夏服は青の日本

手ぬぐいの生地をあわせて作られていました。

ですからその目立つことといったら、真っ先に

視線が集中しました。(確か映画では旅館で

お手伝いの仕事をしていたからかもしれません。)


ラブラブ!早着替え


ハワイアンセンターのタヒチアンダンスの

シーンが終わってからのフラガールズがまどか

先生を駅に見送るシーンがあるのですがその

時はまた冬のコート姿になります。


その間に5分ほどの短いシーンがあるのですが、

よくまぁ、あの時間で着替えをやっているなぁと

感心することしきり。


そういえば、ハワイアンズでも早着替えって

やってますねぇ、とういうことからも

舞台やステージで演技する方として

必須科目ということかも。


ドキドキあとがき

舞台「フラガール」への感想も今回で終了いたします。

参加されてたダンシングチームのお二人も

ダンス人生で最高の経験をされたのではないかと

察します。

GO!フラガール


来年も舞台「フラガール」が公演されることを

希望するのはスルメだけ?



舞台「フラガール」をふりかえって(その4)

祝日舞台俳優の実力


舞台俳優というのはかくも素晴らしい演技を

するものだと感心しました。


スルメはフラガールのダンスを楽しみにしていた

のですがその他にこの出演された皆さんの演技に

随分と感動いたしました。


前回はまどか先生役のK.Nさんと主人公のF.Sさんに

ついて書きましたが


紀美子の母役のK.Sさんなどは本当に強い母の役を

びっくりするくらいの迫力ある福島弁で演技されて

おりました。



今回の出演者でスルメが一番感心したのは

吉本課長役のT.Rさんです。

舞台では、コミカルな役に徹しての

演技なのですがその実力は見事としかいいようが

ありませんでした。


まどか先生と初めて出会うのは第一部の冒頭

なのですが、その巧みな福島弁と

ハワイアンセンターを作るんだという

情熱が伝わってきました。


さすがにスルメも3回観るとセリフも少しは

覚えました。


べーっだ!吉本とまどかの出会いのシーン

  まどかはSKDのラインダンスのような

  コスチューム

  吉本は上下作業服で長靴、片手には

  まどかに渡す小さい花束を持っている。


吉本:「平山 まどかさんですかぁ」

まどか:「なんで長靴なの」

  客席笑い

吉本:「福島から来ました」

まどか:「ふくしま?」

吉本:、「こういうもんです」(名刺をまどかに渡す)

まどか:「つね、つねー、いわーたん」(全然間違いだ

けの読みかたによこから口を出す吉本)


吉本:「じょーばんたんこう」

  客席爆笑

まどか:「ろーーおーーーー(吉本たまらず)

吉本:むーか

まどか:「きち、、、、きちーほーん?」

  客席爆笑

吉本:「よしもとです。きちほんじゃなくてよしもとです、

    常磐炭鉱労務課課長の吉本です。」


まどか:「石炭の会社の人?


吉本:「フラダンスの先生になってください。」


まどか:「フラダンス?」

吉本:「出来るでしょーほら、ハワイのこういうの」

  客席大爆笑


まどか:「それじゃクラゲのダンスじゃん


というようなコミカルな会話の掛け合いが

凄く新鮮でした。


ラブラブ!炭鉱についてからの二人の会話


まどか:「でっ、さー、私のハワイどこ?」


吉本:「こごっ」(指で地面をさす)


まどか:「はぁっ?」


吉本:「こごっ

吉本:「ここが.....ハワイです」

即座に牛の鳴き声「モー」そして鶏の鳴き声

「コケコッコー」


場内は大爆笑


まどか:「だましたわね.....」と怒りまくります。

ここまで見るとまるで喜劇のようですが、

笑いをとるって実は凄く難しいとスルメはいつも

感じているのでこれを観ただけでも大満足でした。










舞台「フラガール」をふりかえって(その3)