まったりのんびり
飛び方を教わらずともその翼が羽ばたけるように羽が生えているのも知らず不意に飛び上がる潜在能力ただ飛び方を忘れて地上に落ちるその瞬間は柔らかな真綿のような大きな手のひらで受け止めて叩きつけられぬようにふわりまた飛んでいけるように
沈む夜に1人むせぶように泣く強くあなたを想いながらあの時誰からも逃げて 逃げて誰も探さないで誰も声かけないでそっとしておいてと 隠れるように逃げた共に生きていくと誓って共に呼吸することを選んだ何もかも捨てることで手に入るものをどちらもなんてありえなかったそんな過去を胸にしまったこともう忘れてしまったのかなそうして今日も沈む夜に1人むせび泣くそう1人むせぶように泣くんだ
シワの寄る夜ふかしなんでも好きなことをしよう白いシーツに足の指先で文字を書く「す」「き」そしたらお返しに「ぶ」「た」なんて事! ひどい人吐き出したお腹を抱えて笑った顔にシワがよるそんな楽しい夢のワンシーンモノクロなのにシーツがとても白くたおやかに 揺れていた
木ではなく森を観よあなたのすぐそばの人の気持ちが気付けるようにあたたかな心の目を肥やそう水たまりでなく海を観よあなたのすぐそばの人の気持ちが気付けるように視野が広がる目を肥そうそうすることで自分をぎゅっと優しさで抱きしめることができるから
ゆらゆら立ち昇る白い白い帯熱い気持ちとゆるい気持ちと気温の中にまったりとした煙がついて頭のてっぺんから立ち上がる自然の季節の摂理逃れられず 受け入れるだけ
渋さ かっこよく見栄も 少しばかり多様性の中に譲れない笙の音心が 邪魔をする良き時代だった 誇れる世界譲ったり 頂いたり新しい事柄を吸収しながら時間の流れに身を置くのとても素敵でとても大事な事そう 流れに沿う寂しいけれど
蒼き三日月風の音 羽音 揺れる音心音に響くその優しい様現れる 洗われるいつまでも 見つめられいつまでも ついてくる蒼き三日月そっと静かに そっと控え目に見つけられたら とても幸福な三日月という名のお月様
琥珀色ポケットにしまいこんだら琥珀玉に変わっていた大事に温める事もいいのかもしれないそっとしまってきゅっと温める
少しの渋さと 背伸びした味初めての渋さと 甘さのない味大人びた格好や仕草が馴染まない一つ階段を登り 少し進むそんな姿が愛おしい私が入れた紅茶の渋みがいつか美味しいと思える そんな可愛い大人になって行くんだそして大切な人を見つけ笑顔を増やしていくんだねそのうち一緒に紅茶が飲めたらいいな
置いてけぼり体の中の空っぽな部分待ちぼうけ心の中の空っぽな部分いつか埋め合わせられるピースのようなものならば簡単すぐにでも取り寄せしよう