ちゃんと生きて、ちゃんと死にたい。「今日の日はさようなら」 | 大野智さん応援blog☆今日も3104とポップンカップ

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嵐 大野智さんが大好きです。今の一番は「しゃべってる声」^^
どんなに小声でも、どんなタイミングでも
何故か耳に飛び込んでくる響き♪
平日朝、ラジオから聞こえる彼の声が最強の活力源です。
さぁ、今日も一日がんばるぞ!

  
おはようございます!
  
以下ネタバレあります。未見の方、気を付けてください。
  
◇ ◇ ◇
  
今日の日は
 さようなら
  
◇ ◇ ◇
  
レモンティーさんから質問をいただきました。
  
今日の日はさようなら、
実は最後の方でなんでカテーテルを外すのか
納得いかなくて頭の中が゛なんで?゛で
いっぱいになってしまったんです。

  
  
これ、ウチの娘も言っていて、
思ってる方、他にもいるかな?…と思うので少しまとめてみます。
  
  
あくまでも Chako 的経験談+想像のみです。
原作も読んでないですし、医学的知識もありませんので、
その点、ご了承ください。
  
◇ ◇ ◇  
  
ガンは、
宣告されてすぐから、選択の連続です。
家族は、考える時間もほとんど与えられず、
身を切られる思いで決断をしていきます。
  
選択に正解も不正解も、きっと無くて、
願うのは、生きてくれること。
そして、少しでも苦しくないこと。
  
治ることを心から願って 選択して
それでも不幸にも亡くなってしまうと、
自分がした選択を、
家族は、いつまでも後悔します。
  
  
この選択を、
耕太は家族に一切させませんでした。
  
今まで中途半端だった分、
ちゃんと生きて、ちゃんと死にたい。
  
死から目を逸らすんじゃなく、大事な家族のために
 自分の決断で、ちゃんと生きて。
 自分の決断で、ちゃんと死ぬ。

  
  
これが、
ドラマスタート前の智くんの言葉、
  
「『ちゃんと生きて、ちゃんと死にたい』と
 そう決めて、精一杯、
 自分の命、そして家族と向き合う物語」
   
に繋がるのかな?と、わたしは思っています
  
  
<決めたこと。>
  
由里子からの質問。
「大切な人に
   何を一番覚えていてもらいたい?」
 
耕太が、一番覚えていてもらいたいこと…
  
笑顔。
  
自分の笑顔。
そして、家族から笑顔が消えないこと。
  
「死ぬことは、終わることじゃない」
永遠に、家族と一緒に生きて、それはずっとずっと未来まで続く。
  
  
『家族に笑顔を遺すために、
  残りの時間をちゃんと生きる』
  
  
●余命宣告
  
 3ヶ月
  
医師はたんたんとあっさり話してくれます
余命3ヶ月。つまり、死の宣告。
この時の家族の衝撃は・・・
  
耕太は自分1人で聞きに行ってました。
どれだけの決心があれば、命の期限を1人で受け止められるのか、
わたしには想像もつきません。
  
  
●治療方法の選択
  
抗ガン剤を使うか、使わないか。
  
耕太は、医師から、
抗ガン剤を使ったとしても、長くは生きられないと聞いてるはず。
  
効果が見込めないのに、抗ガン剤を使っても
残りの時間、苦しい顔を見せ続けるたけ。
 
でも家族には「抗ガン剤を使わない」なんて選択できないんです。
   
  
耕太は、これも1人で決めてきていました
抗ガン剤を使わず、自分と家族が、
今まで過ごしてきた通りの生活をできるよう、緩和ケアを受ける。
  
『生きててくれるだけで』…ってすがる家族に、ただ「ごめん」と謝って。
  
  
ここで、耕太がする、ボートの話。
家族の大切な思い出。
自分が死んでから、
父ちゃんと母ちゃんで絶対行って、
そこで、遺したメッセージを見つけて欲しい

  
  
(耕太から家族へのお願い)
  
遺された時間は、できるだけ普通の生活がしたい。
  
家に居て
母ちゃんの料理食べて
姉ちゃんと、くだらない言い合いして
父ちゃんに
「大丈夫だ」って言ってもらいたい。
  
そういうことが 子どものころからずっと
俺の元気の元っていうか、
俺を支えてくれてたから。
  
最後まで、そうやって 
父ちゃんと母ちゃんと姉ちゃんと、
この家で笑顔で、
できるだけ笑った顔して、過ごしたいんだ。
  
だんだん、体は弱ってって、
自分じゃ出来ないことも増えて、
みんなに手伝ってもらわないと、
生きられなくなるけど、
  
俺はそうしたいんだ。
   
最後まで、中途半端で ごめん
先に死ぬなんて 親不孝で・・・ごめん
  
  
最後のわがまま。
最後のお願い。
最後の・・・ごめんなさい。
  
最後の、やさしさ。

  
  
父ちゃんの
「耕太、おまえは死なない。大丈夫だ。」
の言葉と、
耕太の流す大粒の涙・・・
観ていて、息もできませんでした。
  
  
●荷物の片付け
  
遺品。
家族には、捨てることが、なかなかできないんです。どうしても。
  
自分で、キレイに部屋を片付ける耕太……
家族に、辛いことは何もさせたくない。
  
  
●恋人
 
絵津子も自分から別れを切り出すことは、絶対できない。
大好きだから、失う恐怖に勝てなかっただけ
  
でも、ちゃんとお別れしないと、
由里子と同じに、いつまでも心に重荷をかかえたままになってしまう。

耕太は、絵津子が絵津子自身を責めないよう
そして、未来へ向かえるよう、ちゃんと、別れてあげる。。
これは、
ちゃんとプロポーズしてあげなかった
罪ほろぼしでも、あるんだと思います。
  
  
ありがとね。
俺だって、えっちゃんからずっと逃げてた
追いかける勇気無かった。
だから、おあいこだから。
  
えっちゃんが居てくれて、すごく助かった
どうしても、言っておきたくて。
  
(桃)もらっていい?

サンキュ・・・ じゃあね
  
  
●家族への最後の手紙
  
父ちゃん、母ちゃん、姉ちゃんへ
自分が死んでから渡るように書いた手紙。
  
老後の面倒は・・・みれない自分。
できることは、みんなが笑って過ごせるよう
心を込めた遺言と、ありがとう。
  
今まで、散々迷惑かけたけど、
本当にありがとう。
  
姉ちゃん。
姉ちゃんは、最高の姉ちゃんです。
  
ボン…
みんなを守ってあげて。
(俺にはもうできないから・・・)
  
  
とにかく みんな、
仲良く幸せになってください。
ほんとうに、身体だけは気を付けて。
  
じゃあね。
  
  
●由里子
 
家族への手紙を託す代わりに、俺も彼への伝言を引き受ける。
  
伝えるから、先生も前を向いてください。
 
思わぬ提案に、
たまっていた想いを吐き出せて、
・・・わたしは意地でも元気に生きる!
  
由里子も、もう大丈夫。
 
 
●結婚記念日を祝いたい
  
心を込めた、最後のプレゼント。
・・・母ちゃん譲りの手料理。
苦しくても、これだけは作りたい。
  
父ちゃんと母ちゃんが結婚したから、
俺は生まれてきた。
 
自分が居なくなっても、ずっとずっと家族が未来へつながっていくこと。

それが一番の願い。
  
  
●川の字で・・・

甘えてあげること、もうできないけど、

父ちゃん、母ちゃん。
俺は、これからもずっと、ふたりの子供だよ  
 
 
●カテーテル
  
積極的な治療をしていないから、体の機能は、どんどん弱っていき、
腹水がたまったり、浮腫をおこしたりして
血管に栄養を入れ続けることは、いずれできなくなります。
 
家族が、いつか、止める時を決めなければなりません。
  
死を、家族が決めるんです。
  
「殺してください」って言うのとおなじ。
自分が死んだ方がマシなほど、辛いです。
  
耕太の、最後のちゃんと生きる・・・は、
自分の死ぬ時を、自分で決める。
家族…きっと父ちゃんに、子供の死を選ばせる重荷は背負わせない。
  
  
●ちゃんと、お別れする
  
意識があるうちに。
母ちゃんの声、姉ちゃんの声、父ちゃんの声・・・全部聞けてましたね。
  
普通は、ほぼ意識の無い家族に、
「ありがとう」って言うしかないんです。
  
  
ここで、立場が逆転する父と息子
  
はずさないでくれっ!! 

だいじょうぶ

  
いつも、父ちゃんから言ってもらっていた、耕太の心の支え。
最後は息子から父ちゃんへ。
 
成長した 息子の姿・・・。
  
よく頑張ったな。
お前は、中途半端なんかじゃない!
立派だ!!
  
それから、
おまえは、親不孝なんかじゃない。
この家に生まれてくれただけで、
親孝行だ ありがとう 耕太

  
あ…り……が……と…う
  
  
自慢の息子・・・ですよね。本当に。
  
  
●最後
  
走馬灯のように、
普通・・・を夢に見ている耕太。
  
大好物の夕食メニューを聞いて、
微笑んで旅立つ顔・・・本当にやすらかで。
 
 
●信夫
  
「笑ってたって」耕太の3ヶ月は、
死が怖く無いって思えた信夫にも、希望を遺してます。
   
   
●遺したもの・・いたずらがき・・・
  
結局、スワンでデートになって、耕太の落書きを見つけた、母ちゃんと父ちゃん。
 
ピンクのボートをぶつけたのは、
耕太のイタズラですよね。
  
「正解だよ」って。
  
  
●遺したもの・・レシピ・・・
  
ちゃんと食べて。健康に、生きて。
  
そして、こんどこそ嫁に行けよ。
最高の姉ちゃん。
  
  
じゃあね。
 

そして・・・
耕太の手紙の通り、笑顔で暮らす家族。
  
台詞が刺さってきます。
『(レシピを)耕太が分かりやすく書いてくれてあるから。』
  
・・・過去形じゃない。
 
いつも通り帰ってくる耕太。
  
『晩ごはん、なに?』
  
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・・・
 
忘れられない人を、無理に忘れようと、
苦しむことなんてない。
  
  
死ぬことは、終わることじゃない
  
消えて無くなることでもない。

だから、泣かないで。
笑顔で暮らして。
  
  
あくまでも、Chako的 勝手な解釈です。
  
実は泣きながらこれを書いていて、
文体がバラバラになっちゃって、読み辛くて、ごめんなさい。
  
カテーテル、わたしはこう思います。
いかがですか?
  
  
ではでは、また。
重たい記事が、続いて、ほんと、ごめんなさい。