大沼の湖面を閉ざしていた厚い氷は
ここ数日間の暖気でかなり融け、
湖面に空の色が映し出されるように
なってきた。
3月下旬、本州以南のオオハクチョウ達は
北帰行の途中、休息の場としてこの大沼に
その一部が立ち寄るが、その数も徐々に
減ってきて、どんどん更に北へと旅立って
いく。
大沼に限らず、怪我や病気で旅立ちできず、
その場に残るもの、残して行かざるを得ない
仲間達の気持ちを考えると、胸が痛い季節
でもある。
白鳥は目立つので特にそう感じるが、
他の渡り鳥達も同じだ。
ただ、このオオハクチョウの旅立つ時の
鳴き合いは胸が熱くなる。
今日の1曲は、サン・サーンスで、
「白鳥」を。
最後までお付き合い頂き
ありがとうございました。