街で
駅で
列車の中で
その美しい手を
見つけてしまったら
君に
出逢ってしまったら
声をかける気持ちも 勇気も時間も
自分の立っている場所さえ忘れ
ただただ 君だけを見つめる
一歩 踏み出してしまったら
この恋は遠くへ行ってしまう
だから 一瞬 目を閉じて祈る
…このまま ずっと
君は遠くを見つめて
誰かを想う
列車は流れていく
君は何処へ向かっているのか
誰にも触れられない
空間を身に纏いながら
私はためらうこともなく
君で染まってゆくのに
恋は甘くて苦い 溶けてくような
忘れられない香りばかり
叶わないけど愛おしい
僕を強くさせる
君以外 代わりのない
眩しいほどの光
張り裂けるほど
また君で溢れてゆくよ
もしも
夢の中で君と笑えるなら…
ありのままを伝えよう
誰よりも 君を…って