つまり、こういうこと

金曜日の午後、車で10分もかからないアパートへ

件のお片付けに出かけた・・・

 

さて、午後四時過ぎに連絡するから

とユカリマンに告げて、アパートの前で降ろしてもらった

 

そこで気が付いた

 

携帯を忘れた!

携帯は音を切った状態で私のパソコンの前

 

汗だくになって燃えるゴミに出せるものをひたすら分けて行く

後でまとめて何回に分けて出そう

 

部屋は服が大量にあるだけで

生ごみもなく

故人の性格が窺える

トイレも洗面も風呂も、全く掃除が行き届き

何の心配もない感じ

 

 

手に持てる限りの荷物を持って、タクシーを拾おうと午後四時に部屋を出た

午後五時半には次の用事に出かける

 

ところがタクシーが来ない

 

大通りまで出て、コンビニの前でタクシーを拾おうと見ていたら

30mほど向こうの丁字路ですべて南へ曲がる!

 

やがて四時半になりだんだん道路が混んでくるが

タクシーは来ない

 

その交差点の向こうにスーパーマーケットがあり、

そこに緑色の公衆電話があるのを見つけた

 

重い荷物を両手に持って、その電話から自分の事務所へ電話をするが

出ない

 

携帯に電話をするが

出ない

 

これはユカリマンが気を利かして、迎えに来たのではと思うが

先ほど立っていた場所が一番目に付く場所なので

自分の車が通れば、すぐわかる

 

仕方なく荷物をアパートへ返して

歩いて家まで帰るかと決めた

 

すでに午後五時

 

アパート方面へ帰っていたら

向こうからユカリマンが手を振っている

 

ああ、やはり迎えに来たんだ

 

聞けば、メインの幹線道路が混むので

南側の、よく抜け道に使う方へ回り込んできたそうだ

 

全てが裏目・・・

 

やっと事務所へ帰ったが

 

公衆電話が激減

携帯電話が無いとこんな目に合うのか?

 

あらためて、現代のブラックホールへ落ちた感じ

 

皆さんも十分にご注意を!

 

汗だく、立ちん坊で体が冷え

また歩いて汗だく

なかなかハードな午後だった。