ストロボやLEDライトには、必ずリフレクターが付いています

反射板と訳しましょうか?

おわん型の反射板です

 

実はこれが無いと有るとではえらい違いで・・・

先日作った大型と中型のリフレクターの差をお見せいたします

 

機材の標準で付いてくるリフレクター

*これを標準の明るさと決めます

 

フォトナで別売されていた深型のリフレクター

耳を切ってボーエンズマウントを外からかぶせました

エポキシ+三か所ボルト止めし分解防止

*ネジ頭はエポキシで固めました

 

自作の水銀灯用大型の傘

内側からとめてあるので、分解しても落下は免れます

エポキシ+二か所ボルト止め

*ネジ頭はエポキシで固めました

 

 

これとリフレクター無しを比較します
OM-1 撮って出しのデーターをそのまま張りますね
 
上から
リフレクター無し
標準リフレクター*基準値に設定
中型リフレクター
大型リフレクター
 
フラッシュメーターで測った値
無しF8
標準F11.5
中型F11.9
大型F16.2
 
つまり標準リフレクターを外すと光量は-1.5EV
中型に変えると+0.4EV
大型に変えると+0.7EV
 

マニアルストロボですので同一光量でリフレクターの光量差だけを見ます

 

リフレクター無し

 

標準

 

中型(フォトナ)

 

大型(ナショナル水銀灯用)

これがリフレクターの光量比較です

 

以下は、なるべく適正露出になるように絞りを変えて

影の出方だけ比較してみました

 

リフレクター無し

一番下が大型リフレクター

 

影が少しづつ柔らかくなってきます

リフレクター無しと比較すると

標準+1.5EV

中型+1.9EV

大型+2.2EV

となりリフレクターの有り無しが非常に差が大きく

装着することで明るくなりますね

コーヒーカップのコーヒーとカップの縁に注目

うつり込みが少しづつ大きくなっているのが判ります

 

 

最後に大型の自作リフレクターを使って

トレぺのある無し

 

トレぺ有では-1EVちょうど落ちました

光量の比較は避けて、絞りを変えて適正で撮影しています

 

トレぺ無し(左上後ろにトレぺが写っています)

 

トレぺあり

コーヒーカップのコーヒーとカップの縁のライティング差が見えますね

トレぺを掛けると少しソフトになっています

 

以上がテスト結果で

大型リフレクター一灯でも現代風のライティングは出来ます

レフで影を起こせばよかったのですが

それでは作品になってしまい

今回はあくまでも照明のリフレクターで影やニュアンスがどう変わるかを検証

 

さて、ここまで書いてふと気が付きました

浅くて、直径のおおきいリフレクターと深いリフレクターではどう変わるのでしょうか?

また改めて検証してみましょう

 

*私が所有する機材での変化ですので露出が変わるのには機材の個体差

 反射率や形状で結果は変わりますので参考までに

 なお、トレぺも暑さで拡散(減光)が変わりますのですべてを鵜呑みにしないように

 トレぺは撮影用の蛍光染料を含んでいないものを使っています