日曜も一歩も家から出なかったので

ねたにする写真は無い!

 

ちょっと気になって古い中国旅行を開いてみたら、あっという間に時間がつぶれた

 

2008年9月

中国貴州省「トン族」の村を訪れた時の物で

 

天に三日の晴れ間なし

地に三里の平地なく

人に三分の金も無し

 

順番が間違ってるかもしれないが

そういう風に言われて、中国最貧省の一つ「貴州省」

 

まずは家並み

 

集落へはだいたいこんな橋が架かっていて

そこを渡ってゆく

 

この橋も釘一本も使われておらず

木造建築の素晴らしい建物だった

 

これは、あずまやだが

集落に点在するこんな形の塔は

各「氏」(血族)の集会所になっていて

土地の売買や婚姻などの大切なことを全戸の家長が参加して決めるとの事

いいね!

争いが少なく、橋があることで

実は侵入者の監視もできる

 

橋には年老いた女性が孫の世話しながら世間話に興じ

またそれが集落の安全につながるというもの

綿花・唐辛子

まさに唐の辛子か?

このおじさまは農夫で畑のエンドウか何かのツルを這わす竹の支柱を作っていた

ほぼ自給自足

 

藍染をした布に、卵白をしみ込ませ、たたくことで

防水布に仕上げている

かなり臭いが、(子供の古着を、交渉して買って帰りました)

これが雨の多い土地ならではで、合羽になるという仕組み

あれから16年が経ったので、もうビニールを使っているかも

 

でもこの村はまさにエコ!

SDGSな村だったので変わらないでほしいと願うばかり

 

気温が高いので、バナナがうまい

木で熟したバナナのうまさは食べたものにしか判らない

このバナナを道中何十本も食べた

房で買って、マイクロバスに置いておき

みんなで食べまくった

絶対に飽きないし、まるでバナナフレーバーのマシュマロを食べているような感じ

 

もう一度食べに行こうかと味を思い返してしまった

 

9月半ばだったので稲刈りが始まる

 

見てください、これが何かわかる方は私より年上でしょう

これは、足踏み式脱穀機

 

田んぼで直接脱穀までやって

籾の状態で村まで持って帰ります

 

トン族の観光用の歌を歌う女性

みんな体形もよく、美しかった

そしてこの歌声は北京オリンピックでも歌手として呼ばれたほど

みんな歌が上手

 

そして、日本のかごめかごめのようなお祭りがあって

「歌垣」と呼んでいるが、歌の上手な女性は持てるそうだ

 

 

そして路地裏で藍染をする女性

この写真は、このおばあさんが土産物屋の店番をしていて

非売品の子供の古着を欲しいと言い出した私の言葉にあきれて

本当に安く売ってくれた

あまりにも藍染めに興味を示してしまって

おばあさんの手が藍で染まっていたのに気が付いて

 

この子供服はあなたが染めたのか?

みたいなことを聞いてみたら、そうだというので

思わず藍色の手を握り締めて、素晴らしい!

って褒めたら、私の手を引いて裏の藍がめを

見せてくれた次第

 

いろんな文化が日本へ入ってきている

後で調べたら藍染の大元はどうやらここら辺という事で

絶滅危惧種を写せたかなあ?

 

また行きたくなってしまった。

 

西蔵や新疆、旧満州や福建省と南はもちろん香港広州

いろいろ行ったけれど

 

私が、年を取ってこんなところで死ねたらいいなあ

と心底思ったのは、この貴州省だけ

穏やかで、街から笑い声と子供をあやす歌声が切れることは無かった

また、なぜか声が良い!

女性たちが話す中国語も、何やらころころと

子犬が駆け回っているような情景が浮かぶ

 

最近のニュースでは山火事で大災害が起こったとか

 

そしてこんな村は観光のためにLEDで装飾され

夜も遅くまで踊りを踊って糊口をしのいでいるとか

なんだかな~

 

でもそれも見に行ってみたいな~

 

この頃はNikonD700