今日も出張で平面の資料撮影
ほとんどが「軸」で
大半が「書」
と言う撮影リストだったので、大きく現場でライトを組んでみた
これが一番作業効率がいいセットだが
なかなかこれほどの場所に恵まれることは少ない
バッテリー問題でいつまで使えるかわからないGFX50s
といつまで使うのかペンタ645の80-160mm
もしこれが使えなくなってしまったら、現状予備機はSONYα7RⅣ
とTAMRON70-180mmF2.8
SONYが新製品で出した70-200F4マクロも興味が尽きない
ただ、どうしてもセンサーサイズが大きなカメラで行いたい作業なので
GFX100を使うにしてもバッテリー問題が残ってしまった・・・
文化財とは違うのですが
民俗学的な資料でとあるものが出てきた
掛軸と言うよりは学校の教本
大きな高知県の地図だったが・・・
頭にこんな説明文が付いている
「暗射地図」
まず、暗射で単語を引くと
> あん‐しゃ【暗射】 ① 的なしに、または、ねらいを定めずに弓を射ること。 射撃すること。 ② 実物を見ないで、物を言い当てること。
とあるので、想像、もしくは記憶だけで書いた高知県地図化と思ったんだが
暗射と言う単語に何か別の意味がありそうで休憩時間にみんなでググってみた
なんのことは無かった
ネットがすべて正しいとは思わないが、単純に
「暗射地図」=「白地図」
であれば納得がゆく
だから資料は、「高知県白地図」という意味にとれる
それなら納得!
文化財的には貴重ではないが
民俗学的には大変貴重な資料かもしれない
よく担当の方に
「すみませんね~こんなものまでデーター作っていただいて…」
と言われますが、
私にとってはどれも興味深いもので
決して、貴重なものだけを写したいわけでもなく
被写体に区別はありません
洋紙に印刷されていますので
べこべこの皺が付き
普通に撮影したら凹凸の影が下品に出てしまいます
それは、まあ餅は餅屋
うまく影が出ないようにライティングして撮影するわけですね
あと15年ほどかかりそうなので
最後までお願いしますと言われてしまいましたが
明日くたばるかもしれませんが
生きながらえて元気であればと答えます
あと15年って、私は80歳ですね
ずっと同じことをし続けているか?
もしかしたらものすごいブレイクスルーが起きて
誰でも簡単にどんな光源下でも高精細な撮影ができるようになるんでしょうか?
それはそれで見届けたいと感じます。