しばらく間が空きましたが

1984中国の旅、最終稿です

 

2023年9月に私よりも一足先に帰り路の無い旅に出発してしまった

後輩の奥様にお借りしたネガフィルムを整理して、時系列でお送りしました

 

最終地点は「上海」

当時は、関西人なら上海から伊丹が定番でしょう

「マートン」馬桶とよばれる「おまる」

日本語で書こうとして、おまる以外の単語が見つかりません

「し尿壺」(簡易トイレ)ですかね?

現在も上海の旧市街地区や込み入った街の部屋にはトイレが無く

夜や、病人はこの「マートン」を使います

これに直接するのではなく・・・

木製の椅子の座面に大きく穴をあけたものが存在し

その座面の下に差し込んで用を足します

 

朝、公衆便所へ内容物を廃棄します

その公衆便所も大小様々ですが、かならず「マートン」を洗う

水場が付いています

 

これ、上海あるあるですが

夏の暑さに参った外国人が、おまる洗い場でよく顔を洗っているのを見かけました

 

現地の方はさぞや驚きおかしかったことでしょう

多分ですが上は豫園へ向かう街中ですね

「豫園商場」と言われるエリアへ向かっているはず

保育園児かな?

豫園の内部ですが、今も変わらず観光の名所です

 

上海には山が無い、と言われ豫園には山を作っている(スケールの小さい山ですが)

と言われるほどの広い個人宅です

豫園商場の茶店

こここも昔と変わらず

豫園から繁華街へ

南京路周辺でしょうか?

このビル群は今も面影をとどめます

私もここを何度歩いたか?

見慣れた風景は2010年以降、めまぐるしく変わってしまいます

これ、たぶん公衆浴場かな?

池の文字が入っているのでそんな感じ

シャワールームは別の言葉を使うはず

第一百貨商店

 

日本人なら、まず間違わないデパートです

ただ、買い物の方法がちょっと違っていて

商品の陳列で、買う意思を示したらレシートをくれます

そこからキャッシャーへ行きお金を払い

その領収書で商品と交換と言うなかなか遠回りな買い物になります

 

今も一部の商店で、国が管理しているものだとか

高級なお茶などを買う場合、このシステムを残した店がありました

いきなり買いに行ってもなかなか理解できないシステムなので

団体旅行で行くとハードルが高いです

 

1984年の夏に友人が旅をしたルート図

香港-桂林-昆明-成都-拉薩-成都-重慶-武漢-荊州-南京-上海

パワフルな彼の足跡です

本当は、彼がこの後、高知から香川県へ赴任し、生涯の伴侶と出会い、

新婚旅行に確か、ボラボラへ行ったのではないかと記憶します

ミクロネシア連邦ですね

で、その後一人娘を授かり

家族でパナマへ転勤になって、子供が小さいときに

そのご一家で南米を縦断しています

 

沢山の土産話は面白く興味深いものばかりでした

 

心より彼のご冥福を祈り

魂の安らかんことを願うばかりです

 

定年後の時間を一緒に過ごせたらまた楽しかっただろうなと

思うばかりですが、それはかないません

 

もうすぐ中国の入国ビザが免除になりそうです

私はまだ上海に行きたいし

自分が水を得た魚のように行動できる国でもあります

 

日本を見て、日本を追い越した中国は

バブル経済で日本が失速した以上に大変なことになっているようです

そりゃあ人口比を考えたら、そうなるでしょう

 

上海からの報告では、経済がひっ迫しているのを感じると

 

まだまだ目が離せない、そんな事を想いつつ

1984年の友人が残した中国旅行記を

 

      「劇終」