昨年の3月に拙ブログへ

「橋村泰臣」氏が、高知に三度来られた事を少し書きました・・・

 

 

実はあの後HASHIこと橋村先生は、高知県の某所で

マンションを借りておしまいになられていました

 

過去形なのは、今日その事を書けるかなという事なのです・・・

 

2009年のエンジン01と言うイベントで初めてお会いしました

【大会委員長】林真理子  【大会副委員長】和田秀樹
【実行委員】秋元 康、浅葉克己、加藤秀樹、三枝成彰、白川文造、波頭 亮、眞木 準、

山本一力、山本寛斎 

こんなメンバーが集められた講師のお一人が

HASHI/橋村奉臣(写真家) 

高知に結集した各界の有名人の中のお一人です

 

 

運命の歯車は皮肉なもので

私が所属するAPA(公益社団法人・日本写真家協会)

の名簿から、橋村先生の裏方を頼まれたのです

 

それから14年経ち

2023年にNYから仮住まいを高知と決めて

ふらりと高地に舞い降りたのです

 

で、ほんの少しだけお世話をしつつ、

全くマンションへ帰ってこない先生を

忙しい自由人と決め

御用のあるときは声をかけてくださいと

 

ほって置いたら、本当に昨年9月から単に来るlineだけが

九州、伊豆、千葉と

生存確認のような状態になって

 

2024年1月の『エンジン01 in 市原』 (千葉県)に出ていますとの連絡後

 

この2月17日に、ちょっと今日会えますか?との連絡で

マンションまで一走り

*ファンの皆様、もうここに行っても会えません

 

「本当に残念だけれど、やはり活動拠点から高知は遠すぎる…」

 

ということでいったんNYの自宅へ帰国するとの決断でした

 

最初から、高知はへき地だよな~と私は判っていましたが

本人の決心なので、それは言うまいと

高知を選んでくれたことをどこかで歓迎してはいました

 

もちろんアメリカのパスポートなので

2024年1月の『エンジン01 in 市原』 があったために

特別在留が認められていたぎりぎりの日程でした

2月20日には日本を出ないと不法滞在です

 

あっという間の一年でしたが

最後に、快晴の夕日をお見せして太平洋岸をドライブ

 

午後七時に、私が唯一お連れできる

お店にご案内

 

オーナーはアメリカで生活をされたのちに大連・上海と店を出して

今、故郷に居ます

きっとそこなら、方もこらないしフランクなひと時が過ごせるという思いでした

 

ワンショット数千ドルの方が、スマホで撮影中

これが、やはり一筋縄ではいきません

 

で、遅れて入店した左隣の女性

 

可愛そうに、まったく事情と言うか

右のおじいさんが誰かわかっていないので

 

「写真がすきなのですか?」

 

とやらかした

 

一瞬の沈黙を経て、オーナーも私もモデルの女性も

涙が出るほどの大爆笑!

 

彼女は、きっと穴があったら入りたいと思った事でしょうが・・・

そんな事はお構いなしの先生はも一緒に笑っていました

 

この後我々は退店

 

今日の出来事で

「昨年の三月の最初にこの店に来ていたら、帰国は考えなかったも?」

といたく気に入ってもらえました

 

春にまた日本へ来るかもしれないと

またの来高を祈ってお別れです

 

上海の海原先輩も含めて、もっと若いときに知り合っていたら

もっと自分に野心があったら

きっとついて行っていたかもしれません

 

でもそういうお二人には不思議な縁で

ものすごいパワーをもらっています

 

過去は変えられませんが今は十分に幸せです

ずっと細かくいきさつも書きたかったのですが

野暮はよしましょう

 

来る者は拒まず去る者は追わない

 

それも自分で決めたルールなので

またのおいでを、お待ちしましょう・・・

 

わざわざ来たい高知県であってほしいと

高知へ帰ってきた私は心底思うのであります。