2月3日は高知市の要法寺で節分水行が行われました
要法寺は山内家の菩提寺で、お殿様の御位牌が安置されていることで有名です
背面のお寺の家紋にご注目、山内家と同じ紋を頂いております
昼の部は午後一時から
夜の部は午後六時からとなっておりますが
昼夜たがわずカメラマンが写しに来られます
愛媛県からも例年お出でになる方が正面向かって右の方かな?
一人で熱心に通われているようです。頭が下がります
で、今日のイレギュラーは、節分は副住職御兄弟の二人で行うのが
慣例でしたが、弟さんが修行に出ており(帰山式がもうすぐです)
一人の水行だとお伺いしていました
ところが、今日は飛び入りでお二人
詳しくは書けませんが、
いわゆる一年で事を始めるには最も良い日とされる
節分に「願掛け」ですね
情報が錯綜しましたが、午後四時半にお伺いしたときに準備は
三名分になっていました
不思議な緊張感ですね・・・
私は二番手のお参りになりましたが、正面に三脚を据えることができました
LEDライトを持参して、飛び散る水滴が写るように「半逆光」
つまり「レンブラントライト」で左右からあてることにします
*これは、お寺さんにきちんとお断りを入れて照明の設置許可を取り
なにがしかの謝礼をさせてもらっています。
私有地内や夜間近所に民家があるところではできる限りお断りをして
撮影をするように心がけています。
好き勝手にやっているわけではないことをご理解ください。
で、夜の部は皆さんがストロボをカメラに載せていますよね
それも拝借(横撮り)します
自分がカメラ上にストロボを置かないのは
クリップオンストロボを買う金がない・・・
正面からライトが入ると、水行の場合、水滴の影が
行者さんの体に「豹柄」のような悶々ができのでそれを嫌う。
と言う感じです
では自分以外のカメラマンのストロボ光を「横撮り」した画像
上の三カットですが
1/8sec F5.6 ISO400 高速連写に設定
作戦通り1/8secの間にどなたかのストロボがシンクロ(同期)
しているのでブレた水と、止まった体のlineが幾重にかなっています
手のところなどが、何枚かにずれていますので
何人かのストロボがタイミングよく1/8secに同期したわけです
SONY α7RⅣ TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)
で、ですね
せっかくのデジタルカメラなので感度をぐっと上げて
高速シャッターでストップモーションを狙います
これは別々の設定で構えた二台をレリーズでシュートしています
こちらが
OM-1(マイクロフォーサーズ)ですが
一気に感度を上げます
ISO3200 シャッタースピードを水が止まるか止まらないかのぎりぎり
1/320sec F4に設定しました・・・
シャッタースピードはお好みでと言う感じです
1/320secでもどなたかのストロボとシンクロしていました
私より左サイドの方のストロボですね・・・
以下、全くLEDライトだけで撮影したものになります
エリマキトカゲタイプ?
タイミングによってお顔の前に水が被りますね
軒下より前に出ていたためにズボンはびしょぬれ
寒さに打ち震えた撮影になりました
OM-1はこの程度の雨には全く問題がないのですが
SONYは今までの経験からまずいので寸前までビニールを掛けておきました
ストロボを使って高速閃光で写せばもっとピタッと止まりますが
檀家さんが周りに来られますので、目を射って(ストロボはまぶしい)も
ご迷惑なのでLEDライトとさせていただきました
メリットは最小限のライトで複数のカメラに対応できるという事ですね
ストロボだと一台のカメラに2台としたら4台のセッティングと
シンクロのためのチャンネル合わせが必要です
ま、そこらへんは臨機応変と言うよりは、いかに荷物を減らすか!
ミラーレスになって軽くなったし、二台三台の撮影も
機材の運搬が苦にならなくなってしまいました
節分の新しい年へ向けての厄落とし
中国では旧正月(春節)のスタートです
2024年の正月早々、日本には禍もやってきましたので
仕切り直しといきたいものです・・・