今日は超マニアックなレンズのスワップ

つまりレンズマウントコンバーターのお話ですので

メカに興味がない方はスルーしてください。時間がもったいないです。

 

では、かなり泥沼にはまっているあなたに・・・

 

EOSRとα7r(初期型)での些細な検証報告です

 

少し前SIGMAからSONYαボデーへ

CANON・EFマウントレンズやSIGMA・SAマウントAFレンズを

電気的につないでAF迄連動させる「マウントコンバーター」が出て、

たいそう驚くとともにうれしかった。

 

それまでにもMFレンズ限定ではあるが、ミラーレスカメラへ今まで世界中で発売された

ほとんどのレンズが使えるようにするスワップするためだけの筒的アダプターはあったが

制約も多く特に電気でつなぐCANONとNikonの最新レンズはどうしようもなっかった。

 

わたしがαを買ったのも、そのアダプターでオールドレンズを遊ぶという

これまた泥沼でもがき苦しむ(自らですが)ことに成るのは分かっていても・・・

やってみたかった。

 

いままでのジレンマはレンズ情報が伝わらないためボデーで21㎜とレンズを

設定してしまったら50mmのレンズを使うと、当たり前ですが

メタデーターには21㎜と記録される

変な不整合、「不揃いなデーター達」になるのが精神衛生上許せなかったのです

 

電気でつなぐ!

 

これは!!と

 

実験をしてみました

 

まずは変なコンバーターのない基本になるデーターから

EOSRへ純正のRF35mmを付けたデーターです

純正同士の組み合わせで、コンバータも使っていないのに

レンズの製造番号が書き込まれていません?

レンズの仕様も上のレンズ表記と違っています???

 

これは謎です・・・

 

掲載しているのは

Adobe・Brの画面ですが、Brとデーターのやり取りがうまくいっていないのかも

 

で、さっそくCANON R純正のマウントアダプター

マウントアダプター EF-EOS R 定価15000円

を介してEF50mmF1.4(旧型)をつけたデーターがこれです・・・

やはりレンズの製造番号を読んでいないのとレンズの仕様情報がF0になっています

ははん、CANONはレンズ側の製造番号を読まない仕様か?と思いましたが

 

最新設計というか直近で発売されたTS-E50mm f/2.8L MACROを付けて見ました

レンズの仕様情報はF値が変ですが

製造番号まできっちり読んでいます・・・

アダプターを介しても

TS-E50mm f/2.8L MACROは伝達しているのに、

直接取り付けるRF35mmF1.8・・・

純正コンビなのになぜレンズの製造番号を読まないのでしょう?

 

つぎにSONY α7r(初代)へCANONのEFレンズを

電気接点の有る日本製 SIGMAマウントコンバーターMC-11 EF-Eと

中国製Commlite レンズマウントアダプター

CM-EF-E HS (キャノンEFマウントレンズ → ソニーEマウント変換)

隣国対決、電子接点付の比較です

 

EF50mmF1.4をMC-11 EF-Eでつなぎました

(SIGMA製品ですから自社製品のEFマウントレンズを推奨しています)

つまり動作保証外のテストになります

 

レンズ名がDTで始まるのが見えます・・・何か変ですが

おしりのSTMも何のことでしょうか?

*EFがDTにUSMがSTMに誤変換?

 

なんとか50mmF1.4が付いてるなあと、わかります

 

では中国製のコムライト

Commlite CM-EF-E HS (キャノンEFマウントレンズ → ソニーEマウント変換)
だとこうなります・・・
50mmのF1.4は伝わっているのですが・・・
レンズ名が完全に化けてしまいました
 
気が付かれましたか?
両方ともボデーとレンズの製造番号が消えていますね
000000という表示も見当たらなくなりました。
 
ただ両方ともAFで使えますしスピードもそんなに変わりません
 
そこでCommliteのままレンズをTS-E50mm f/2.8L MACROに変えてみました
MFレンズですのでレンズ情報が伝わればいいのです

TS-E50mm f/2.8L MACROですので

レンズ最小F値が4はおかしいと思いましたが、これは最短撮影距離で

写してしまったので、実際の近接補正が入った絞り値が出ています

素晴らしいのか、紛らわしいのかわかりません。

レンズ名も完全に化けました・・・まあ50mmだとわかりますが

TS-E50mm f/2.8だとわかりません・・・これは困ります

 

で、日本製のSIGMAマウントコンバーターMC-11 EF-E

に交換してみました(上記と同様、最短撮影距離で写したデーターです)

こんどは近接補正値が無視されて、レンズに書かれている値が

きちんと出ています・・・

レンズ名はDTと化けていますし末尾のSAMってなんでしょう?

こちらはTS-EであるべきところがDTに、L MACROであるべきところがSAMに化けています

なぞというかますます混乱してきました・・・

しかもレンズ仕様が表示されて、データーが一行増えました

 

まあ50mmで開放F値が2.8が伝わりますのでいいかなあとは思います

実用的にはこっちがよろしいかと・・・さすがの日本製?

 

多分作った人はAFが使いたかったと思います

私はメタデーターが欲しかった・・・

そんな思惑の違いが結果に出たんでしょうか?

 

どうやらソニーのボデーは製造番号を隠しているようにも感じます

実験の結果謎が深まるばかりです・・・

 

*レンズマウントコンバーターはSIGMAの表記で

 Commliteは レンズマウントアダプターと表記していました

ま、そこは大人の忖度で、細かいことは言わずに読み飛ばしてください・・・

 

で、直近でNikonの電気接点式AFレンズをFUJI XFマウントに変換するという

難解な組み合わせになるであろうアダプターも出てき始めました。

AFと言えどもNikonFマウントは進化し続けていて3タイプに分類されますので

その報告はまた後日(現在検証中)

 

今日は朝からロケに出ていて、ブログネタの画像を写し損ねたので

マウントアダプターの報告とさせていただきました

 

写真がうつればどうでもいいのよ!と言われそうですが

電気的な繋がりがどうなるか、興味が止められなかったのです・・・