桜は写しにゆきたいのですが

車のフロントガラスを交換に出してしまったので自宅待機

 

で、もう一度照明を大幅に見直して

 

もう少し固めのライティングでNikon S3を写しました

 

35mmF2.5付き

 

Nikon S3 は1958年(昭和33年)3月から発売されました

 

最高級機に位置するNikon SP 1957年(昭和32年)9月発売から一年半遅れで質実剛健大人のカメラという感じでしょうか?

SPではファインダーが広角用に28と35があって、50・85・105・135mmがセレクターで次々と現れて

距離計と連動するというてんこ盛り状態でした。それをまとめたというか

 

S3では35・50・105が常時出っぱなしですが判り易い構成です

 

そりゃあ若いころはスペックてんこ盛りSPにも憧れましたが、年を取ってくるとS3が気になります。

 

一眼レフのNikon F は1959年(昭和34年)6月ですかね?

 

一回目の東京オリンピック( 1964年・昭和39年 )では一眼レフのFと、このSPとS3当たりが大活躍でした

(実際見てはいませんが・・・)

 

S3には一眼レフが大好評だった時代の中で、ファンの声が届いたのか二回も再生産されています

 

一回目は属にオリンピックモデルとも呼ばれていますが

じつは翌年の1965年(昭和40年)9月に再発売されています。

 

この一回目の再生産品は初代がF1.4付で86000円だったのに対し75200円と値下げされています

これはキヤノンが台頭してきたために競合製品として価格の見直しがあったようです

 

1958年発売時は6300000番から12310台が生産され

1965年の再生産で2000台が再生産されていますので14310台が市場に出たという事です

 

ところが西暦2000年を記念してと言われていますが、再々生産品が世に出ます

白ボデーが8000台!480000円(税別)!!

その後黒ボデーが2000台!530000円(税別)!!!

合計が10000台という事は

最初の発売数の約2/3というものすごい数が再々生産されたのでした

 

余談ですが最上位機種のSPも再生産されました。

2005年1月14日、 35mmF1.8付で 690000円(税別)でした・・・さすがに買いませんでした

 

昔買えなかった、昔使っていた、それぞれの思いを受けて

今も中古商品としてはこれらの再生産品は高額流通商品ではないでしょうか?

 

5cmF2付き

 

60年がたちました

 

さすがにNikonです、普通に写真が写せます

 

今日はS3のご紹介

 

いずれどのようにしてこれらのカメラを写しているかは公開させていただきます

 

正面と斜めの写真は仕上げで少し違いがあります

 

午前中に斜めを写して、午後にライティングをやり直して正面を写していて閃いたことを

さらに加えて仕上げたのが正面の写真です。

 

どこがどんなに違うか、推理してみてください。

 

一円にもなりませんが、自分の腕がなまらないように

昔気質の宮大工さんが、カンナやノミの刃を日々砥ぐように

そんな感じでしょうか?

 

やり始めたら夢中になってしまい肩が凝りますが

これはゴールが無いねえと、一人ほくそ笑んでおります

 

いっそ今年の写真展は、商品撮影の大先輩山崎師匠の向こうを張ってこれで行こうかとか?

 

恐れ多い考えが頭をよぎります・・・

 

カメラ SINAR P2 

レンズ HASSELBLAD S-Planar C135mm F5.6 T*

デジタルバック Phase One P65+ (Hasselblad V用 CCD)