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日本ロックの明るさ

最近のサニーデイ・サービスがすごい。
2016年発表のアルバム『DANCE TO YOU』から、2017年には配信限定で22曲入りの『Popcorn Ballads』がリリースされ、その年中になんと25曲に膨らんだ『Popcorn Ballads』完全版がCDとアナログを含めて発売、さらに今年2018年にはまたまた18曲入りという大作の『the CITY』が発表された。
何がすごいってその創作スピードもだが、『DANCE TO YOU』の時点で通算10枚目のアルバムなのに、今までのサニーデイを一新していることだ。
まったく新しいサニーデイとなっている。
んでもってさらに恐ろしいのが最新作『the CITY』。
『DANCE TO YOU』の変化が可愛らしく思えるほど、もはやサニーデイ・サービスではない。
音楽性の変化としては近年の繋がりはあるのだが、サニーデイ・サービスというバンドとして持っていた核を取っ払ってしまった感じ。
作品としての評は置いておいて、その創作意欲が素晴らしい、と思う。

前置きが長くなったが、こういう大御所バンドが息を長く最前線で走ってて嬉しいけど、ときたまぴかぴか輝くような若手バンドが現れることも嬉しい。
Yogee New Waves。
2014年に1stアルバム『Paraiso』を発表していて、それがいきなり大傑作。
海や晴天、吹き抜ける風を連想させる正統派シティポップというべき音楽性で、柔軟なメロディと歌詞に、軽やかな演奏で聴かせる洗練された曲群が並ぶ。
まさに1stアルバム独特の勢いを得た昇り竜的作品で、2ndもいい曲あるけど、1枚目の神がかりには勝てない感じ。

本人たちも公言しているけど、サニーデイ・サービスからも連なる系譜のバンド。
はっぴいえんどの血を引いた日本語ロックの由緒正しき繋がりで、やっぱりこの系譜は強し。

『spring cave』っていうEPでメジャーデビューしたようで、テイストが変わって新境地を見せてくれているけど、ちと印象薄い感じ。
メジャーという場に惑わされず前述のサニーデイみたいに日本ロックシーンを躍動させてくれるような作品を生み出し続けて欲しい。

『Paraiso』、聴いたことない方は聴いてみてください。