このウェブログは、主に詩作品のコンクールの応募結果を載せる「備忘録」的な使い方をしているのですが、1件、掲載するのをすっかり忘れてしまったものがありました。
これでは「備忘録」ではなく「忘忘録」ですね。
本当に忘れないうちに、したためておきますね。
2023年10月31日締め切り、10月8日に応募した旅にまつわる写真とショートストーリーが、旅と文芸の情報誌「たびぽえ」第7号に掲載されました。
この情報誌(ムック)では、旅を主題に各号でテーマの特集記事があり、ほかに人気コーナーとして「Tabi-poem」があります。
これには応募するのに、必ず自分で撮った旅の写真をつけて、それにまつわる詩(もしくは俳句や短歌、ショートストーリーなど)を投稿しなければならないという条件があって、両方の作品が一定のレベルを満たしていないと、選考の俎上に上ることがない、なかなかむつかしいものがあります。
私は当初、このコーナーに「詩」を書くつもりで、わざわざ車を飛ばし小旅行に出かけ、写真をバシバシ撮ったのですが、愚かなことに、せっかく書いた詩の文字数が、自分の勘違いで制限をオーバーしてしまいました。
「詩」になるようにあちこち削り、体裁を整えようとしたのですが、無理でした。
そこで、いっそのこと別コーナーの「ショートストーリー」に応募することにして、原稿用紙にして2枚半ほどの話に作り変えました。
今度出る号の特集が「ミステリー」ということでしたので、それに合わせた内容にして、写真とともにたびぽえ編集部へ送りました。
しばらくすると、編集部の方から連絡があり、「あなたはショートストーリーのコーナーに作品を応募したが、作品の内容が今度の号の特集のテーマにぴったりなので、(ショートストーリーのコーナーではなく)そちらのほうに回してもよいか」とのことでしたので、「載せてもらえるのであれば、どのコーナーでも結構です」と返事をしました。
「こういう連絡があるということは、次号掲載は確実かな」と思っていたところ、やはり「Tabi-poem」でもショートストーリーのコーナーでもなく、ミステリーの特集の一部として、作品が掲載されました。有難いことです。無理して小旅行に出かけた甲斐がありました。
そんなわけで、今回は詩ではなく、旅の写真とそれにまつわるショートストーリーが商業雑誌に掲載、ということで、話を終わります。
ちなみに旅先は、埼玉県にある「吉見百穴(よしみひゃくあな)」でした。これ以上は商業雑誌ゆえ、ここにその内容を書くことはできませんので、興味あるかたは、ぜひ「たびぽえ第7号」をAmazonもしくは書店にてご注文くださいませ(現在発売中)。