小澤先生がお亡くなりになられました | いいんです、これでいい

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わたくし蘇武(ソブ)は2018年4月から詩を書き始めました。今は、ふと思いついたときに書く程度。いいんです。それでいい。
※思うところあって、2023年5月10日より「蘇武 家人」から「蘇武 羊」に改名しました。いいんです、これでいい。

小澤征爾先生がお亡くなりになられた報に接し、私は悲しみに耐えません。

 

小澤先生をよく知ったのは、小学6年生の時にテレビマンユニオンが制作してTBSデレビで放映された、「北京にブラームスが流れた日」という番組でした。

 

そして中3の時、我が家にステレオプレイヤーが来て、でも、肝心のレコードが買えなくて、近所の練馬図書館にできたレコードコーナーを専ら利用していたのですが、小澤征爾先生の「三角帽子(ファリャ作曲)」がどうしても聴きたくても、置いてありませんでした。

 

石神井(しゃくじい)図書館にあるとのことだったので、練馬から石神井公園まで電車に乗って行き、予約してやっとのことで借りられ、家に帰って聴いた時の衝撃は今でも忘れられません。

 

それまで聴いていたアンセルメの三角帽子とは違う、百花繚乱と表現していいのでしょうか、そんな世界でした。

 

その時のレコードは、当時はお小遣いがなくて手に入れることはできませんでしたが、5,6年前でしょうか、Amazonで中古のCDでそれがあったのを見つけ、すぐに注文しました。

 

早速聴いた時、あの中学生の時の感動がよみがえり、涙が出そうになったのを覚えています。

 

今、そのCDを取り出し、思い出の「三角帽子」を聴いています。

 

もっといろいろ思い出を書きたかったのですが、今はここまでが精一杯です。

 

88歳は、今の時代鬼籍に入るにはまだ早い、もっと元気に生きて欲しかった。

 

生きてもっと小澤先生の音楽を聴かせて欲しかった。

 

残念です。

 

小澤先生、どうか安らかにお眠りください。

 

 

 

小澤先生の音楽世界観に魅了され続けていた、いちファンより。