第16回島崎藤村記念文芸祭一般の部現代詩部門【佳作】 | いいんです、これでいい

いいんです、これでいい

わたくし蘇武(ソブ)は2018年4月から詩を書き始めました。今は、ふと思いついたときに書く程度。いいんです。それでいい。
※思うところあって、2023年5月10日より「蘇武 家人」から「蘇武 羊」に改名しました。いいんです、これでいい。

2023年9月30日締め切り、8月2日にネット応募した投稿詩1篇が、佳作に入りました。

 

いつも締切りに近い日まで推敲して、

 

「もうすぐ締切りだから、もうこれでいっか」

 

と、締切りを理由に半ば見切り発車ならぬ、見切り応募する自分にとって、今回は締切りの約2か月前に提出したという、珍しいケースです。

 

もしかすると、今までの自分のコンクール応募史上、最速最短かもしれません。

 

それだけ、書き終えた当初はある種、手応えがあって、

 

「これなら、いけんじゃね?」

 

と、推敲もそこそこに早めに応募しました。

 

しかし!

 

実は気になっている点がひとつあって、応募規定文字数をオーバーしないよう、1行だけ

 

「説明する表現にして」

 

しまいました。

 

言葉の余韻を大切にする“詩”にとって、詩の内容を自ら「説明する」とは愚の骨頂、その1行で全てを台無しにさせてしまう恐ろしい所業(ちょっと大げさ)なのです。

 

それを、応募時には、そのことを分かっていながら

 

「このぐらいならいいだろう」

 

と、詩が書けたという満足感が推敲の意識を抑え込んでしまい、拙速に応募してしまいました。

 

私は、この部分をもっとうまく書いていれば、もしかするともう一段上位の賞に行けたのではないかと、うぬぼれかもしれませんが思ったりなんかしてしまいました。

 

でも、本当のところは、入賞者にしか郵送しない通知が来なくて、

 

「やっぱりダメだー」

 

とここ一週間は諦めモードで落ち込んでいたので。佳作でも賞に引っ掛かってくれたことに、安堵したというのが事実です。

 

この島崎藤村記念文芸祭は、詩を書き始めた2018年に応募して、ビギナーズラックで佳作をもらってから、毎年落選が続いていたので、今回の結果に、うれしさ半分(受賞できたこと)、残念さ半分(推敲不足での応募)という感じです。

 

みなさん、推敲はホント大事、後悔しないためにも、何度でも、できれば日を置いたりなんかしてやりましょうね(自戒自戒)