2023年9月30日締め切り、8月2日にネット応募した投稿詩1篇が、佳作に入りました。
いつも締切りに近い日まで推敲して、
「もうすぐ締切りだから、もうこれでいっか」
と、締切りを理由に半ば見切り発車ならぬ、見切り応募する自分にとって、今回は締切りの約2か月前に提出したという、珍しいケースです。
もしかすると、今までの自分のコンクール応募史上、最速最短かもしれません。
それだけ、書き終えた当初はある種、手応えがあって、
「これなら、いけんじゃね?」
と、推敲もそこそこに早めに応募しました。
しかし!
実は気になっている点がひとつあって、応募規定文字数をオーバーしないよう、1行だけ
「説明する表現にして」
しまいました。
言葉の余韻を大切にする“詩”にとって、詩の内容を自ら「説明する」とは愚の骨頂、その1行で全てを台無しにさせてしまう恐ろしい所業(ちょっと大げさ)なのです。
それを、応募時には、そのことを分かっていながら
「このぐらいならいいだろう」
と、詩が書けたという満足感が推敲の意識を抑え込んでしまい、拙速に応募してしまいました。
私は、この部分をもっとうまく書いていれば、もしかするともう一段上位の賞に行けたのではないかと、うぬぼれかもしれませんが思ったりなんかしてしまいました。
でも、本当のところは、入賞者にしか郵送しない通知が来なくて、
「やっぱりダメだー」
とここ一週間は諦めモードで落ち込んでいたので。佳作でも賞に引っ掛かってくれたことに、安堵したというのが事実です。
この島崎藤村記念文芸祭は、詩を書き始めた2018年に応募して、ビギナーズラックで佳作をもらってから、毎年落選が続いていたので、今回の結果に、うれしさ半分(受賞できたこと)、残念さ半分(推敲不足での応募)という感じです。
みなさん、推敲はホント大事、後悔しないためにも、何度でも、できれば日を置いたりなんかしてやりましょうね(自戒自戒)