最近見た夢の話である。

 

 

 ある男が散歩の途中、ポケットの中を探ると、直径5、6センチくらいの金色のリングが出てきた。

 

 これは一体なんだっただろう、と思いながら夜空を見上げると、遠くに見える土星の環がなくなっていることに気づいた。

 

 これは土星のリングであったか、ならば本来あるはずの土星に返してやろうと、その男はリングを思い切り天空に放り投げた。

 

 するとリングは高速回転して、水星、金星、月、火星、木星、天王星、海王星など太陽系の惑星を次々と真っ二つに切断してゆき、最後にはスポンと土星にはまる事ができた。

 

 

 ふたつに切断された惑星たちは、そのまま宇宙空間をクラゲのように漂っていた。

 

 おかげで太陽系の惑星で球体は、地球と土星だけになった。