ここ数日は涼しくなり、やっと過ごしやすくなった。

 

 このくらいの季節には、夕方から飲むビールが美味しい。

 

 窓を開けて、虫の声を聴きながら、夕暮れ刻を味わう。

 

 夕焼けの反射するいわし雲と、空き地に生い茂った曼珠沙華が秋を感じさせる。

 

 そこにあるのは、寂しさであったり、忘れていた何かであったりする。

 

 

 群青色に染まりながら、静かに浮かび上がってくる星月夜を眺めて、もう一度乾杯した。