ビン 〜孫子異伝〜 というマンガが面白すぎる | アラサーリーマンのはっぴーらいふ

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ビン 〜孫子異伝〜というマンガを先日何気なくAmazonで購入してキンドルで読んだのですが…

一言でいうと面白すぎました。



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孫氏異伝とタイトルにあるように、中国の戦国時代における斉国が舞台です。

歴史漫画っぽいんですが斉と匈奴の単于が戦争をするなどオリジナルの設定が多く、史実とは異なるマンガです。

(登場人物には孫武や単于をはじめ、淳于髠や張儀、蘇秦など史実に沿った人物が多いです)


主人公は「孫臏」という孫武(孫氏の兵法を作った人)の末裔で、孫氏の兵法を使いこなす軍師です。

この孫臏が孤鳳卒(クーフェンツ)という戦災孤児による精鋭軍を率いて、斉国を戦の勝利に導いていくというマンガになります。


歴史物といえば、キングダムが今1番勢いのある歴史漫画だと思いますが、(私も毎週ヤングジャンプで読んでいますがめちゃくちゃ面白いです。)「ビン 〜孫子異伝〜」というマンガもまた違った面白さがあります。


私は史実には全然詳しくないのですが、個人的にビンを楽しめた理由はおそらく張り巡らせた策のすごさです。

孫氏の兵法といえば現代のビジネスにも通じる部分があると言われたりしますよね。

まぁそれはさておきw


戦局を先の先まで読み通し、張り巡らせた策がガンガンハマっていくあたりが痛快です。

ピンチになってハラハラしては事前に読んで張っていた策でピンチを脱出する。


一体どれくらい先までお見通しなんだw(゚ロ゚)w
というくらい孫臏の考えの深さに驚かされます。


白圭が実はスパイとして潜り込んでいる孤鳳卒(クーフェンツ)の一員だったり、どれだけ前の伏線を回収してくるんだよと1人でツッコんでいましたw




出典:ビン〜孫子異伝〜 10 ビン~孫子異伝~ (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)


面白いのはそこだけじゃなくて、孫臏自体がすごく心の優しくてアツい男で他の登場人物もアツい人が多く、随所に感動できるシーンがあるというところ。

私は結構涙もろいタイプなので話の途中で何度も感動して涙しました。


全21巻とちょうどいい長さなのですが、最後がそこで終わってしまうのか…もっと続きが見たい…という感じで終わります。


これには理由があって、作者の星野浩字さんが体調を崩してしまったためなんだとか。

ビン自体は孤鳳卒の話の中の一部で他の章も書いていく予定があり、雑誌掲載が無理なら作者のHPで公開していくと書かれていましたが…ビンが初めて連載されてからもう10年です。

ベルセルクと同じく先が気になるマンガですが、完結するのか不安なマンガですねw


ともあれ、ビン 〜孫子異伝〜というマンガは現在発売されている部分だけでも相当面白いので、読む価値ありだと思います。