怖い質問。 | 30Frame Blog

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ここでは30Frameに所属するスタッフがあらゆるジャンルをテーマに交代でBlogを書き、
映像制作の魅力を映像が好きな人に伝えらていけたらと思います。

「楽しく造る」表現の場となることをコンセプトに、
フレッシュで明るく楽しい話題を提供していきます。

普段の何気ない会話のやりとりでも


映像業界に身を置いている以上、


身構えてしまう質問があります。






『あなたの一番好きな映画は何ですか?』






この問いかけ、本当に困ります。


何というか、”試されてる”ような気がします。


発言者にその気はなくとも、非常に暴力的な言葉です。




どメジャーなハリウッド大作の名を挙げた場合、


「ベタだなあ。こいつ面白いもの作れるのか?」と


相手に思われそうな気もしますし、


かといって、超マイナーな外国映画を挙げたとしても、


「視野の広い(もしくはアート志向な)自分を気取ってるつもり?」と


相手に思われるのではないか、と考えてしまいます。


「う~ん、あり過ぎて選べないなぁ」は論外。




ここで注意しなければいけない事、それは、


好きなものを語る上で


”答えに「正解」はないが、「不正解」は確実に存在する”


という事実です。




「あ、この人ズレてる」と相手に思われたら終わりです。






例えばこれが「好きな漫画は何ですか?」であったならば


『ONE PIECE』で何ら問題ないでしょう。


好きなミュージシャンであれば、


『サザンオールスターズ』といったところでしょうか。


食べ物なら『白米』ですね。




老若男女問わず、誰が発言したとしても


これらの答えは「不正解」にはなり得ません。


共通するのは、


少数のアンチは存在するかもしれないが、


それでも皆が良いと認めているもの、です。




映画の場合、どの作品がそれにあたるのか?


言い換えるなら


「映画の最大公約数となる作品は何か?」です。




ところが、これが一筋縄ではいきません。


古今東西無数に存在する作品。


映像テクニック、題材、脚本、セリフ、出演俳優、音楽…と、


評価対象も多岐に渡ります。


どの視点に重きを置くべきか?




失礼な話ですが、例えば「タイタニック」という回答は


30歳を過ぎたおっさんである自分には「不正解」のような気がします。


(初めてのデートで彼女と見た…などの付加価値があれば話は別ですが。)




無難に乗り切るにはどの作品を挙げれば良いか、


そんな事を考え、気づけば3時間が過ぎていました。


そして、悩んだ末にひとまずの答えを見つけました。


その答えとは・・・








『ローマの休日』






よし、とりあえずこう言っておけば、色んな方向に言い訳できそうです。


異論は認めません。








AP