Yamada, T., Amann, J. M., Tanimoto, A., Taniguchi, H., Shukuya, T., Timmers, C., et al. (2018). Histone Deacetylase Inhibition Enhances the Antitumor Activity of a MEK Inhibitor in Lung Cancer Cells Harboring RAS Mutations. Molecular Cancer Therapeutics, 17(1), 17–25.
[目的]
krasについて知識を得る、治療法が決まっている場合のメカニズムの厚みの漬け方をまなぶ。
[効果・メリット]
自分の論文のメカニズムの与え方を知る。
[要旨]
Result
Fig1.panHDACiとMEKiの併用はKRASmutatntの細胞を増殖抑制する。
belinostatがどこから出てきたのか記載が明確にないが、併用効果が有るというphenotypeのfig.これでいいのであれば、やはり標的のシグナルがわかっているinhibitorで併用効果が有るものを探すこと自体には意味がある。
Supple Fig1 .KRAS wtのfibroblastはMEKi&HDACiでFOXOは上がるがapoptosis&slow cell cycleは誘導されない。
Supple Fig2 .KRAS wtのfibroblastはMEKi&HDACiで生存は低下する。
Fig2.MEKi&HDACiはFOXO1&3aを増やし、apoptosisの誘導およびcell cycleを遅くする。
FIgの順番が微妙だがFOXOをupregulateする薬剤としてHDACi探し、belinostatを見つけたというのが流れか。HDACiによりH3がアセチル化するようになり、FOXOの下流が活性化され、BIMを上げることでMEKiの効果を後押しする。
Fig3.2剤併用はFOXO1&FOXO3aの量の増加だけでなく核へ集積を上げ(BIMを介して)apoptosisを誘導する。
FOXOという転写因子を扱っているので核への以降性およびreporter assayを行う。またsiでの確認も。
Supple Fig3 .HDACiでFOXOの転写は活性化する。
Supple Fig4 .FOXO1,FOXO3aのsiに関する発現確認
Supple Fig5 .FOXO1,FOXO3aのsiすると下流のBIMの低下及び、cPARPも低下する。
Fig4,vivoでもMEKi&HDACiは治療効果あり。
わかりやすい流れで、
Supple Fig6 .明らかな体重減少はない。
[コメント]
HDACiをどこから持ってきたか以外は分かりやすい流れ。HDACiの併用効果を確認し、FOXOという転写因子への制御機構を示す。FOXOを上げる薬剤で、下げるのはsiとしてデータを示して、転写因子なので核への移行とreporter assayを行ったのちにvivoでの再現性を確認する。cell lineでもここまで綺麗にできるいい見本かと感じた。体重現象をsuppleで言っていて、新し治療法に際しては体重を測っておくことが必要そうだ。