[書評]感想は本人に伝える。それが”人さらい”に繋がる、 | 30台からの基礎研究

30台からの基礎研究

30代から基礎研究を始めた研究者ブログです。研究に関わる様々なことを発信しようと思っています。

たった一人の熱狂-仕事と人生に効く51の言葉

 

[目的]

仕事のモチベーションとあげたい

成功している人の心のあり方を知りたい。

 

[構成]

全体を通してメッセージを言うというより、小さなエッセイの集まり

 

[要旨]

仕事

・仕事(熱狂)は死の恐怖を紛らわす要素である、

・結果に真摯になる

・肉体を作ることが仕事を前進させる

 

哲学

・(筆者は作家を志し、編集者を選ぶ)自分ができることを悩みぬく

・自己嫌悪がない人は成長できない、

・謙虚というのは”したたかさ”であり、奢りは"愚かさ"

・適切な言葉を選ぶ="言葉を獲得する"

 

人間関係

・義理人情恩返しを忘れない・この人は裏切らないと決めた人との信頼関係を死守する

・"人脈"に信頼関係に基づくgive & takeを付与したものが"癒着"である。

・人間的に合わない異質な人間を受けいれないと成長はない。

・感想は本人に伝える。それが”人さらい”に繋がる、

・騙されても騙すな

・無名の人、普通の人によって生かされている意味を知る。

 

[コメント]

febeで聞いてkindleでも購入。非常に影響を受ける。特に人間関係については、人との信頼関係をベースに仕事は成り立つ、異質な人を呑み込むことで自分自身のフレームを超える、"普通の人"との関係(手ぶらな関係)を大事にすることで誠実さの意味を知る、というところにこの人の独特の感性を感じた。自分を戒めることができる一冊であり、何回でも聞きたい。