Tammela, T., Sanchez-Rivera, F. J., Cetinbas, N. M., Wu, K., Joshi, N. S., Helenius, K., et al. (2017). A Wnt-producing niche drives proliferative potential and progression in lung adenocarcinoma. Nature, 545(7654), 355–359. http://doi.org/10.1038/nature22334
[前知識]
Fig3に関しては種類ものmouseを作成している。
・KPT mouse
Lgr5+がGFP+なKP mouse. nudeの皮下(Lgr5±), 3D culture&NSGの肺に移植(Lgr5+or-)
・lineage tracing KP mouse
TAMを入れるとLgr5陽性細胞が光るKP mouse
・Lgr4/5 KD KP mouse
KPT mouseのLgr4/5をKDする
FIg3: Lgr5+肺腺癌細胞はcancer stem cellの特徴を示す。
KPT mouse
a.nudeへの皮下移植において、porcupine陽性細胞とLgr5陽性細胞は接する
b.Lgr5陽性細胞の3D cultureにおいて、Lgr5陽性細胞の方がsphere形成能力が高い
f&g. Lgr5陽性細胞のNSGへの肺移植においてLgr5陽性細胞の方が生着能が高い
(Ngr5+cellの組織構築及びsphere, 生着能を観察しstemの能力をみている。)
lineage tracing KP mouse
c.linege tracing modelにおいて腫瘍が成長するとporcupin+は→だが、Lgr5+は↗︎である。
Lgr4/5 KD KP mouse
d.Lgr4/5をKDするとKP mouseのtumor burdenが減少する
e.Wnt pathwayが活性化しているところではWnt5a,7a,7bが高発現する(ISH)
(fig1-3と逆でKDして変化を観察した)
Ex Fig6 Lgr4/5は肺腺癌で認め、Lgr5は腫瘍形成の増加を示す
a.KP mouseにおいて、Lgr5は悪性度が進むと出てくる(≒Fig3c)
b.KP mouseにおいて、Lgr4/5はsmall fractionである。
f-g.KPT mouseをLgr5±でsortingしてNSG mouseに移植すると、Lgr5が腫瘍形成能高い
Ex Fig7.肺、膵臓、結腸の腫瘍におけるporcupineのニッチに存在するLgr5細胞の表現型可塑性。
a-b.KPTmouseのLgr5+細胞のみをnudeの皮下に移植してもheteroな腫瘍ができる。
c-f.膵癌でも同様にporcupine+とLgr+は隣接する。
g-h.大腸adenomaでも同様にporcupine+とLgr+は隣接する。
Ex Fig8.Wnt活性は肺腺癌、膵管腺癌、中皮腫で低い生存率と相関するが、Sqは異なる。
a-c. 肺のadenoではWnt gene expressionと予後が相関する(Sqは違う)
d-e. PDCA及びmethoでもWnt gene expressionと予後が相関する。
f-h.CRSPRの感染効率の悪さ
Ex Fig9.肺腺癌における幹様細胞のニッチの特性
a-b.Rsponの中でも1&3が発現が高い、
c.stromaと比較すると腫瘍ではWnt5a,7a,7bの発現が高い(≒Fig3a)
c.stromaと比較すると腫瘍ではFzd1,4,6の発現が高い
[コメント]
・マウスの種類及び移植部位の関係
porcupine+/LGR5+の位置をみるのは胚移植ではなく皮下移植なのは見やすいから?
肺に移植するときはNSG、皮下はNudeを使ってるのは肺はやはりつきづらいか。
lineage tracingのモデルではNSGへの肺移植を用いている。