ドライアイス使用は抗体を失活化する。 | 30台からの基礎研究

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30代から基礎研究を始めた研究者ブログです。研究に関わる様々なことを発信しようと思っています。

タンパクなんてこわくない-目で見る実験ノートシリーズ-西方-敬人

 

目的 自分の手技を確認するのと同時に実験を体系的に捉える

要約 

      [SDS-PAGE]

  • SDS sample buffer=β-mercaptoethanolが入っておりS-S結合を還元しSDSを満遍なくつくようにする。
  • SDS化は分子を一本化し電化密度を一定にし、泳動の移動を分子量のみに依存するようにする。
  • SDSの結合不良により酸性及び塩基性蛋白、糖蛋白は分子量がマーカーとずれる。
  • stacking gel:蛋白を濃縮する。
     [WB]
  • WBの器具は水道水のすすぎ及び蒸留水のリンスで良い。
  • メンブレンは-20℃保存できる。
     [抗体]
  • 抗体はS-S結合でそれぞれの鎖が繋がっている。
  • Fab及び(Fab')2はFcを含まず特異性が高いが、IPには使えない。
  • IgGは大きそうな名前だけど、一番小さい。
  • 抗体はドライアイスの酸性で失活化する。 

コメント ドライアイスは万能ではない、抗体は酸性になると失活化する。