先日深夜のニュース番組で、故郷高知県にて今年行われたイベント。
「カーニバル00」 の事が流れました。
どうやらこのニュース番組のキャスターさんも、高知に起こしだったみたいですが、映画監督であり有名な俳優一家に生まれた彼女。
安藤桃子 さんが、発起人となって各分野の著名人や有名人たちを招き。 この高知県にて、あらゆるイベントを県内外からの人々と共に、盛り上げいっしょに考え・・・・・、そして明日に繋げる意味のあるイベントして開催したのです。 様々な分野からのゲストは、その数多数高知の各地で、いろんなイベントを開催しました。
桃子さんは、実は高知県にもう数年前に移住。
高知を訪れて、高知の風景や人に惚れ込んでくれて、わざわざ高知県に移住までしてくれて、そこからいろんな情報を、発信してくれている人。 その中で、私が20代前半まで通い詰めていた映画館・・・・・
今はもう閉館となっていた劇場を、新しくミニシアター系な映画館へと生まれ変わらせてくれた。
先日大分での合戦まつりに参加してくれた高知の人に聞けば・・・・・
その劇場も、今は建物を解体して、なにやらリニューアル工事をしているそうだ。
前の劇場は、映画好きの私が、高知市内にて通い詰めた映画館の1つで、劇場の匂いも椅子の座り心地も、しっかりと覚えている。
多忙な中で、そこまで地元高知を盛り上げようと、一生懸命に頑張ってくれている桃子さんに、本当に感謝しかないのですが・・・・・・
そんな今年秋に行われた カーニバル00 の中にて、なんとも巨大なステージを組み立てて、そこを中心として行われた大盆踊り大会。
この映像を見ただけでも、どれだけの多くの人々が集まってくれていたかがわかる。 私としても本当に、びっくりな場面だったんだが、盆踊りが披露されたことは別の情報で知ってはいたが、そこで披露された踊りが、私の故郷実家のある場所でのものだとわかったのは、このニュースをテレビで見た時。 (笑)
過疎化が進む町に、夏ともなるとこの祭りを目指して、他の地域から沢山のお客さん達がやって来る。
祭り会場となるグラウンドの側には、ダム湖があるんだけどね。
そのダム建設と、湖底に沈んだ地域を偲び・・・・・
建設などで亡くなった方々や先祖を慰める形で、毎年祭り当日には
沢山の灯篭が流されて、山間部の暗闇を幻想の世界へと誘う。
数十年前までは、祭り会場にさまざまな露店が並んでいたが、その頃問題視とされた的屋問題にて、外部からのお店が選別されて排除され。 店こそ減ったと思ったが、会場目指して連なる車の渋滞の列は、8月の盆の風物詩ともなっていた。 外部露店出店は、地元の方々がなんとか補っているようだ。
湖水祭り と言われるこの祭りでは、いつの頃からか・・・・・・
お山のディスコ という名前が囁かれるようになった。
何故・・・・ディスコなのかというとね。 まぁ~・・・・平成生まれの人でも、知る人は少ないと思うが、昭和後期に日本各地で流行った洋楽でのダンスミュージックに、思い思いの振付をして踊る。
映画で言えば ジョン・トラボルタ が主演そしてスターへとなるきっかけとなった 「サタデーナイトフィーバー」 など、世界中でも各地にそうしたダンスができてお酒も飲めてと、店があった時代の頃から・・・・・
ここ「湖水祭り」の会場では、どこの盆祭り会場にもない大胆なディスコ調の踊りを取り入れて、当時は村 (そん) だったんで、村民あげて皆で踊っていたわけ。 ( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
私の記憶では、既に30年以上にはなると思う。
もちろん私も、小学生の頃からお山のディスコで、ダンスを踊っていた。 (笑) 曲目はと言うとね、 のちにアイドルデビューする Wink が、歌ってヒットさせたこともある曲で、イギリスの女性グループが歌った昭和70年代のヒット曲 「セクシーミュージック」
とか・・・・
映画 「ダイハード3」 でも、後半に流れた曲で、主人公を悩ませる犯人の名前ともなっていた 「サイモンセッズ」
このサイモンセッズの曲は、どうやらゲームの内容を、歌ったようなものだそうだが、ダイハードで聞いた時には、ちょっと笑ってしまった。(笑) 「あっ、あの曲だ」 ってね・・・・・。
題名も知らないで、口ずさんで踊っていたから・・・・・・
今でもこの2曲が流れると、自然と踊りたくなる。 (笑)
ちなみに、あの 浜田省吾 の曲でも、皆踊るんです いったい誰が初めに考えて、選曲したんだろうか これは私も知らない・・・
気になる方は、YouTube動画などを探して見てはいかがでしょうか。
湖水祭りでヒットすると思うが、私が探したところいつの間にか数多くの人が、アップしているようでした。 数年前は、動画の数が少なかったのに、今はそんなに有名なのか
振付はほぼ一緒。
ちゃんと盆踊り的な曲でも踊ります。(笑)
しかもここは 平家落人 の里でもあるんで、その平家の落人が伝えた唄でも踊ります。 これは若い人はあまり踊れないかも・・・・・
私は踊れますけどね。 但し歌詞の言葉が独特過ぎて、何度聞いても耳だけでは意味不明なのです。 (;´д`)トホホ
ハッサン という曲やよさこいもやります。 ディスコでは、上記以外の曲でもやりますよ。(笑) 多分1番初めにやったディスコ曲は、
パタパタという曲ではと思っているんだけど、だとしたら・・・・これはもぉ~40年ぐらいは経っているのかもしれない
いや、それ以上かも・・・・・
曲目はとにかく多い
そして、段々と盛り上がって、夜のとばりが降りる頃に、山間部のこの町では、盆踊り会場がディスコ会場へとなっていく。(笑)
「こんな素晴らしいものを、私たちは持っていたんだ」 と、桃子さんが気づかせてくれた。 どこでもそうだけど、住んでいる人達は、自身の身の回りの事や周辺地区の歴史や文化が、あまりにも日常過ぎて・・・
特別周りに披露するものでもないと思ってしまっている。
でも、そんな中にこそ 特別な 力を秘めた何かがあるものなんです。
だからこそ 「若い子には旅をさせろ」 と言いたいし。
一度その場を離れて、外から見て感じてみるのもいいんだよと、私も言いたいと思うのです。 高知の人も、私の里の人も、宣伝やアピールが下手過ぎて、もったいなぁ~~って思うような凄い事が沢山あるんです。 何故こうしないのああしないの・・・・って、今でも遠くから思ってしまう。 一度離れる場所は、何も県外でなくてもいいし、とにかく住み慣れた場所を、外から見てみろ考えてみろって事。
だからこそ大分での四国連合軍に参加した 長宗我部元親・信親 の事を、その歴史をそして、大分でこんな祭りイベントをやっているよと、殆どの高知県民が知らない事を、ブログで紹介したり情報提供したり。
私もそうした事を広める為に頑張っているのです。
あっ、もちろん合戦の歴史だけではありませんけどね・・・・・。
私が以前アップした地元に伝わる いざなぎ流 のブログが、今でもけっこうな回数で読まれているようで、時々何年も経っているのに、
「いいね」 が押されている事もある。
実家のある町の物部 (ものべ) ではなくて、その後に付く名前は、
なんと鎌倉時代から記録に見える地名。 昔高知にいた時に聞いたのは、その地に大きな 栃の木 があったから、その名前がついたとか。 それ以外にも諸説あるようですが、歴史的価値のある場所だと、さまざまな方がおしゃってくれています。
文化12年頃の郷村帳には、 陰陽師 が5人もいたと記録されています。
安徳天皇 が、屋島の合戦時に一族や家臣に守られて、密に四国の山々を越えて、徳島県から高知県に入った頃、実家のある里に辿り着き。 現在でもその伝説が残る 高板 (こうのいた) という山に住んだとした話。
高知県では、その後また山伝いに西に落ち延びて、 越知町 の山に逃げ込み。 そこで最後を迎えたとする話も残るが、私の里でもその生涯を閉じたとした話が残されているのだ。
ちなみに高板山とは、 「皇のいた山」 という隠語らしい。
宝の伝説などもある。
安徳天皇以外にも、名のある平家の落人が、里に逃げてきたという話や、悲しい伝説も残されている。
高知県ももう30年ほど前から、各地で過疎化が進みそれでも、昨今は田舎暮らしや地方での生活を希望する人々が、幾人かは毎年移住をしてくれたりはしているが、それでも若い子達の流失は止められていない。 今私が住んでいる 大分県 でも、同じことがいえるのだが、
そんな中にあって、高知県は過疎化が進む地方の県としての・・・・・
あらゆるモデル地域にもなっているそうだ。
同じ問題を抱えている県や地域は多い。
その中で、どうすれば県が豊かに、そして賑わいを取り戻していけるのか・・・・・。 若者流失を止められるのかといった事などだ。
四国山脈と太平洋といった・・・・
山と海に囲まれた地域だけど、その土地柄を気に入ってくれる人も多い。 「仕事さえあれば、県外には行かない」・・・・・。
そうした声は、地方ではどこでも聞く声だ。
少子高齢化の日本の社会において、カーニバル00などのイベントが、
地域活性やこれからの高知について、語らい考える場と盛り上がってくれたら嬉しい。 県外からやって来てくれる人達にも、何か心に留めるものがあれば、その人の住んでいる場所でも、何かをきっかけにして町や地域活性化が望められればと、私も思うところである。
残念ながら、今回私はこのイベントに参加はできなかったが、いつでも
故郷を思う気持ちは一緒だ。
だけど正直湖水祭りのディスコが流れた時には、テレビを見ていて苦笑いしてしまった。 (⌒▽⌒)アハハ!
これで高知県下・・・・はたまた日本中で、少しは話題となった地域となったかも・・・・
来年の湖水祭りの日には、県内外から踊りに参加してくれる人達が、
より一層増えてくれたらいいけどね。
ちなみに地元関係者は、家路を急ぐ道中での渋滞では、通行手形ならぬ証明書などがあれば、一目散に渋滞せずに帰宅できるのです。(笑)
(画像は日テレ系「NEWS ZERO」でのニュースから)