漢字で書くと 御免 

高知県の地名ですね。

 

最近高知県内を走る路面電車 とさでん交通 (旧土佐電鉄)

に興味が湧いています。

 

何故か?

既に絶滅したと思っていた非冷房車(冷房がついていない車両)

が、まだ現役で走っている事をここ最近、知ったからです。

 

長らくとさでん交通にあまり興味を持っていなかったのですが、

数か月前に何かのきっかけで、

WEBで土佐電鉄の事を検索しているうちに、

まだ非冷房車が走っている事を知ったのでした。

 

しかし、このブログで何度となく書いて来た通り、私が興味を

持ったり好きになったものは、その途端にどんどんなくなって行く

と言う経験を過去に嫌と言う程して来たので、

これからもしかしたら、

とさでん交通の非冷房車は急激になくなるのかも知れません。

 

非冷房で現在も残っているのは昭和25年から製造された、

地方私鉄では珍しい自社発注車の200形です。

 

現在までに数両が廃車になったり、台車、モーター、制御器

などの足回りはそのままで車体だけを冷房付のものに

乗せ換えたりしてその両数を減らしてはいますが、

まだ10両以上が活躍していると思われます。

 

そのうちの一番古い201、202の2両は、1980年に

冷房改造と車体更新を受けているのですが、それ以外の車両は

210を除いて未だに非冷房のままなのです。

 

210は2017年から試験的に家庭用冷房機を基本とした

機器を取り付けています。

 

これは、鉄道車両用の冷房機は重量が大きく、

屋根に取り付ける際に、車体の骨組みを強化したり、

冷房取付以外の工事も必要となり、お金がかかってしまうので、

安価に冷房取付をする方法として試験的に取り付けられて

います。

 

実際、210号の写真を見ると屋根上に一般家庭の屋根の

上に設置されているのとよく似た室外機が設置されていて、

車内の写真を見てみると、やはり一般家庭で良く見られる

エアコン機器が設置されています。

 

しかし記事を読んでみると、車内のエアコンの近くは冷風が

来ても、両端の扉付近は、特に扉を開けた際にはあまり

涼しくないと書かれていました。

 

鉄道車両は駅の停車の度に扉を頻繁に開くうえ、

1両あたりの容積が一般家庭の1部屋よりも遥かに大きい為、

かなり高出力の冷房機を取り付ける必要があります。

 

その為上記の通り、重量が大きくなってしまうのです。

 

なのでもう少し改良を加えなければ210号で試験取付

されている冷房装置の取り付けは広まらない可能性が

高いと思われます。

 

1980年に201と202に冷房が取付けられたと言う記事を

読んだ時は、”ああ、これから200形全車に冷房が

取り付けられてしまうのだなあ”と当時私は思っていて、

WEBでとさでん交通の色々な記事を読むまで、

200形は全て冷房化されたと思い込んでいたのでした。

 

最も、現在も主力の600形や700形、800形は全車

冷房化済です。

 

これらの車両は200形と比較すると、車体が頑丈で、

比較的安価に鉄道車両用の冷房機を取り付けられたものと

思われます。

 

で、200形非冷房車の写真を見てみると、何と正面に

”申訳ありませんが、この車両には冷房がついていません”

と言う謝罪文書が掲出されているのでした。

 

それに加えて、とさでん交通ははりまや橋を中心に、

御免、伊野、高知駅、桟橋 の4方向に路線が敷かれていて、

御免⇔伊野間 と 高知駅⇔桟橋間 の2系統で主に

運行されていて、御免行の列車には何故か平仮名で

ごめん と書かれた行先表示板を車体に掲出して

走行しているので、この車両には冷房がなくて ごめん と

言っているようにも見えて、ちょっと面白いな、

と感じています。

 

因みに冷房取付が全車になかなか及ばないのは言うまでもなく、

経営が厳しい為です。

 

1981年に1000形と言う、旧型車両の足回りを流用して、

冷房付の車体を新製した車両が登場したのですが、

これも2両のみの製造に終わってしまい、

その後数年間は、車両の新製がされてません。

 

しかし2002年頃に2000形と言う、これも既存車両の

足回りを流用して冷房付の車体を新製した車両が2両

作られて、その後も最近の路面電車の新車としては

標準的な仕様となっている超低床車も数両作られています。

これについては足回りも全て新品が揃えられています。

 

資金的に余裕があれば、毎年新車を増備して、

既存の200形や、冷房がついているとは言え、

製造から60年経過しても未だに主力の600形などを、

順次置き換えて行くのでしょけど、

そこまでの資金的な余裕がないため、

未だに非冷房の200形が現役で走っているのです。

 

高知はとても遠いし、まだまだ新型コロナ禍は収まる気配が

無いので、実際に乗りに行くのは難しいと思われますが、

私が趣味的に大好きな非冷房車が走っている間に、

一度乗りに行けたら良いなあと思います。ニコ