今の家に引っ越す前に住んでいた家である夜、
終電後に不気味な列車の走行音を聴いたことが、
何故か今も忘れられません。
今の家は2Fの窓から外を覗くと、
山陽電鉄の列車を見ることが出来ますが、
前に住んでいた家は、山陽電車の走行音は
聞えるけれど列車の姿を見ることは出来ない
環境でした。
あれはもう20年くらい昔になると思いますがある夜、
布団の中でなかなか寝付かれずにいたときに、
終電がとっくに終わった時間なのに
山陽電鉄の線路上を列車が走る音が
聞えて来たのです。
その頃既に吊掛駆動のモーターを使用した
旅客用の車両は廃止されていたのに、
あの独特の吊掛駆動のモーター音が聞こえて来て、
線路の継ぎ目を車輪が踏んだ時の
”カタン カタン カタン”
と言う音と何とも言えない車輪の回転音が
聞えて来たのです。
あの時は正直言って、
少し不気味なものを感じてしまいました。
種を明かせばあれはおそらく
電動貨車が終電後に何らかの事情で
走っていた音に間違いないと思います。
しかし深夜の終電後に、
あの吊掛モーターの低い唸るような独特の音と、
無蓋貨車のクト60の旅客用車両とは
明らかに異なる車輪の回転音が聞こえて来たのは、
やはり何となく怖かったですね、私は。
今やその電動貨車も一緒に連結されていた
無蓋貨車も廃車されてしまって現存しませんが、
何故かあの夜の終電後の
不気味な電動貨車の走行音が
今でも忘れられないのでした(-^□^-)。