この前の3連休、久しぶりに秋の大和路へ行った僕ですが、
その事で30年前の事が記憶に甦って来ました。
当時、中学3年生だった僕は近鉄を好きになり、
よく休日は近鉄に乗りに出かけました。
近鉄と言ってもビスタカーなどの特急車にはほとんど興味がなく、
当時は小豆色1色に塗られていた一般車両を好んでいました。
特に好きだったのがラインデリア車。
ラインデリアと言うのは簡単に言うと、送風機 なのですが、
これが一般の扇風機とは趣を異にする、
なかなか粋な代物だったのです。
今でも冷房の補助送風機として、
JRや各民鉄の車両に多用されていますが、
このラインデリアだけが天井の中央部に、
1直線に車両の端から端まで装着されていたのが
ラインデリア車です。
当然のことながら真夏は暑く、風が来るだけでした。
しかし、屋根上には一連の流入ダクトが装着され、
これが車両の外観を物凄くスマートに見せていたのです。
しかも、扇風機は車内の空気をただ攪拌するだけですが、
このラインデリアは新鮮な外気を強制的に車内に取り入れていて、
その機構がとてもカッコ良く思えたのです。
雨の日などは暑くても窓を開けられないので、ラインデリアなら窓を閉めていても、
新鮮な外気が車内に送り込まれたのです。
この連休、天理へ行った時に平端(ひらはた)で乗り換えた天理行きの車両は、
僕が30年前に愛したラインデリア車だったのが、本当に懐かしかったですね。
当然のことながら、今は冷房装置が装着されていて、
ラインデリアは一部にしか残っていませんが・・・。
当時、ラインデリア車に冷房装置がどんどん搭載されて行って、
僕はそれがとても悲しかったのです。
大袈裟なようですが、自分が好きな女の子が俗世間に汚されて行くようで、
何かとても嫌な気持ちになったものです。
スマートな屋根上の流入ダクトが撤去され、
不細工な冷房装置が乗せられてスタイルを崩すのが嫌でしたね。
一般のお客さんからしてみれば、一刻も早く全車両に冷房装置を
つけて欲しかったんでしょうけど・・・・。
しかしその車両に揺られていると、
当時とあまり変わらないであろう大和路の景色や、
澄んだ秋の空気が30年前の少年時代の気持ちを甦らせてくれて、
何とも言えない気持ちになりました。
ここ最近、中学時代の同級生達と会う機会が増えて、
日曜日も先生も交えて会ってました。
だから尚更、何かあの頃に戻れたようで、とても感慨深いのです。
そしてその同級生達の誘いで、
僕の人生においてまたも新しいことを始めることになったのです。
何を始めることになったかは、次回のブログにて。