前回のブログで あさみの如く棘あれば の事を書きましたが、
この曲の作詞をしている阿久悠さんの詞は、
やはり凄いなあと感じます。
”あなたの赤い唇は いつから歌を忘れたか
酔いどれ酒を注いでも 道化ることもなくなった
あさみの如く棘あれば
悲しい心晒さずに この世を生きて行くような
はかない花は 罪を負う”
良い詞だと思います。
悲しい心を晒さずにこの世を生きて行くことは、はかない事
実に深いですねえ、この意味。
阿久悠さんはきっと、人間の弱さや悲しさやはかなさ、
いわば味気の無い一言で言ってしまうと ”マイナス感情”
これを人間一人一人が、当たり前にみんなが持っているのだ、
と言う基本認識を分かって、詞を書いておられたのだと思います。
国民的大ヒットを生んだ ピンクレディ の数々のヒット曲のほとんどを
この阿久悠さんが書いていました。
やはり人間の心の奥に潜むマイナス感情を理解していたからこそ、
明るい内容の詞の中にも、リスナーのみんなが共感出来る部分を
表現できていたのかなあ、と僕なりに勝手に解釈しています。
惜しい作詞家を亡くしてしまったなあ、とつくづく実感。