🔵 世の中、便利になってきました。

リハビリが進み、関節可動域が戻って来ると、徐々に動き始めます。

そして可動域を制限して、不安定な関節を守るため、ブレースを装着してリハビリメニューを行います。

その後、術後の傷の回復状態を判断して、徐々に可動域を拡げて行きます。

しかし瘢痕が残った状態から、ブレースを装着してのリハビリを進めて行くと、どうしても瘢痕は消えず皮膚の引き攣りが残り、完全な伸展屈曲ができなかったり、復帰後に選手が違和感を訴えるケースが多い。

俊敏に動く箇所が、引き攣ったら大変です!

瘢痕は、どうすれば無くなるのでしょうか?

早期の段階での運動刺激は、肥厚性瘢痕を形成してしまうことに着目し、動かさないで血管内皮細胞の成長を促す方法を模索する。

そんな時、知り合いサーファーが、目蓋の下をスケッグで大きく切ってしまい、たまたま貸していた「動技マシン」を体験、気に入り毎日揺れてくれたことがありました。

すると、治りも早く予想以上に綺麗で、サーファー大喜びでした!

良く観ると、薄~く傷が残っていている程度に治っていた。

その後、前十字靭帯再建術後のリハビリで「動技マシン」を取り入れ、手術した大腿から下肢は「動技マシン」に乗せず、健側の揺れで間接的な血流アップを図ると、短期間で傷が無くなり、膝関節周りの浮腫も消え、膝関節の屈曲伸展、可動域も100%回復した。

皮膚のコンディションは、引き攣りは皆無で、日常生活の違和感ゼロとなる。

その後は、リハビリというより、普通のフィジカル・トレーニングとなり、早期復帰を果たすことが出来ました。

ACLリハビリは何度か関わりましたが、「動技マシン」のお陰で、再受傷は無く、復帰後は受傷前より高いパフォーマンスを可能にしました。

※ ブレース装着は、リハビリの最初、ドクターから自重を乗せる許可をされていない段階で、リハビリや日常生活での移動する時などに、予防として使用した。

※ 仮に、動きを可動域制限された動きがアジャストすればしたで、可動域が戻ってきた時に、再度アジャストすることに成る…。

なので、可動域が戻ってからプレーを推奨します。