🔵 尊富士 弥輝也


ベンチプレス220kgを挙げる怪力の持ち主だが、部屋の横綱の照ノ富士から「お前、上半身のトレーニングするな」「四股とすり足だけやれ」と怒られた。


そのため四股とすり足で下半身を作り、筋トレを全くやらずに2024年1月場所に挑み、結果として十両優勝を決めた。


>Wikipedia より


🌟 さすが横綱、本来のお相撲さんの稽古の大切さを知ってますね。


四股、鉄砲、すり足、重心変化を用いた伸長性収縮を物にするため、ひたすら繰り返す弾性力の訓練です。


尊富士の相撲、以前から感じていたのですが、全く力感がない、それでいて前に出る、振られても付いて行き、気が付いたら寄りきっている。


足の運び、細かく小さく、その場に居着くこと無く、前に前に重心を崩して、丹田から動き回る。


後ろ足を突っ張って蹴る動作が観られず、どんどん前足に乗り込んで、腹から突き進む。


膝下は細く、あの馬力は股関節周りの筋肉の、伸展屈曲パワーは明らか。


前に出る押し相撲なんだが、押している感じが無い、さほど大きくない身体なのに、前に出ながら相手の突進を軽く受け、僅かなタイムラグで押し返してしまう、タフで磐石な相撲をとっている。


究極的、動作前休止期(PMSP)の力を用いて相撲をとっています。


血流を促して、酸素効率が良く、エネルギー消費量も少なく、弛緩不全し難く、強く全身バネの弾性力の相撲では?


そりゃ、強いはずだ…。