撮影日 2025.1.29
撮影場所 JR西日本東海道本線 米原駅及び車内
(1枚目は近江長岡駅)
前回に続き昨年1月に乗車した311系の記事の続きです。
今回は近江長岡駅から米原駅までの帰路で乗車した311系の
紹介です。こちらの編成は初期型で少し車内が違いました。
(一枚目)
・冬景色の伊吹山?を背後に入線した大垣駅発米原駅行き
普通列車の311系G3編成です。
訪問時は311系の運用の多くはこの区間の普通列車で、運用は
決まっておりネットで調べて乗車しました。
今は313系の運用になっているでしょう。
(二枚目)
・こちらは乗車したG3編成、モハ310-3の車内です。
行きの編成と基本的に一緒の構造ですが一部の配色が違って
いました。
転換クロスシートはこの後JR東海では213系5000番台や
313系の一部、キハ75系、キハ25系基本番台でも採用され
ました。
この頃はJR西日本211系、JR九州811系・キハ200系、
JR北海道721系といった転換クロスシートのハイグレードな
近郊形車両が花開きました。
※まだ転クロの特急が走っていた東日本除く。
(三枚目)
・前回も紹介しましたが、G5編成まではとG6編成以降では
一部内装が異なっています。
天井中央部はG5編成までは中央の吹き出し口周りは灰色に
塗られています。
カバー付き照明で吊手も少ない為、私鉄の特急形にも通ずる
車内です。
(四枚目)
・床の色も少し違い、通路部は緑がかった茶色で座席下は
薄い茶色でした。
ドア付近の床はこの編成も黄色く塗られていました。
(五枚目)
・一番違いが分かりやすかったのが貫通扉で、G5編成までは
薄い黄色に塗られていました。
貫通扉はこの頃からJRグループでも採用が始まった大型窓と
なっています。
(六枚目)
・モハ310形の車端部座席です。
この部分は固定式となっており、転換部の座席と構造は
同じ様です。両サイドに肘置きが付いており茶色に塗装
されています。
袖仕切り下部はモケットが貼られています。
この部分はミニテーブルは有りませんでしたが、壁面が
何やら賑やかな感じで構造上難しかったのでしょうか。
(七枚目)
・改めて車端部のLED式案内表示器です。
近年はドア上部設置の例が殆どですが、90年代は試行錯誤
状態だったのか通勤・近郊形でも車端部に設置する例が
見られました。
デジタル時計も付いているのが珍しく、LCD式ならともかく
LED案内表示器の車両では全く見かけません。
(八枚目)
・半自動用の押しボタンは有りませんが、寒冷地対策なのか
一部ドアが締切り可能になっていました。
車端部のドアには締切り表示灯が付いており、中央部ドア
利用の案内表示が有りました。
(九枚目)
・こちらは終点・米原駅撮影のG3編成クモハ311-3です。
G5編成までは助士側上部に列車番号表示器が設置されて
おり、この編成も設置されていました。
実際には車番が表示されており、「311 3」となっています。
反対側のクハ310形との区別も有ったのでしょうか。
種別表示器が「普通」という点に落日を覚えました。
(十枚目)
・クモハ311-3の側面です。先頭車のクーラーは換装されて
いました。パンタグラフもシングルアームパンタで、東海
では211系・213系でも全車交換されました。
寒冷地も多いので雪に強いシングルアームパンタのメリット
は多かったのでしょう。
(十一枚目)
・中間電動車モハ310-3です。ドア脇の号車表示受け?は
撤去され痕跡だけが残っていました。
G5編成までは車外放送スピーカーが側面窓上に設置されて
おり、この車両でも見えますがG6編成以降は屋根のクーラー
内部に移りました。
(十二枚目)
・サハ311-3です。中間車のクーラーは交換されておらず、
原型の角ばった集約分散式クーラーが残っていました。
このタイプは一時期JR東海で新車及び冷房改造車でも多用
された他、四国でもキハ40系の冷房改造車で似たタイプが
採用されました。
東海では213系が間もなく引退すると消滅、四国でもキハ
40系の引退が決まっており三岐及び流鉄譲渡の211系以外
では見られなくなります。
(十三枚目)
・クハ210-3の前面です。こちらは列車番号表示器が「310
3」となっていました。この編成は1989年製で製造は川崎
重工です。同社は近年東海との取引が無く色々と取り沙汰
されていましたが、385系で復活しました。
この編成も訪問2か月後の3月に廃車されたとの事です。
民営化後国鉄時代との差別化を図る為、JR各社がハイグレード
な近郊型車両を続々と導入しました。311系もその一員として
名鉄特急と攻防を繰り広げましたが313系の導入で新快速から
徐々に撤退して行きました。
華やかな時代は長くありませんでした。
311系導入で国鉄時代導入の鋼製車体の一般形電車が消滅した
後、暫くJR東海の一般形電車の置換は止まりましたが211・
213系と共に非VVVF車各形式の置換が決まり2022年の315系
導入により廃車が始まりました。
そして訪問後の2025年6月に完全に運用が終了しています。
残念ながら再就職は叶わず、全車除籍されたと思われますが
民営化後の名古屋圏の輸送力改善に貢献した本形式の功績は
大きいと思います。
この後は久々に近江鉄道を訪れました。
次回に続きます。
参考文献 JR全車輛ハンドブック 2004
参考HP ウイキペディア 関連ページ












