撮影日   2025.1.30

撮影場所  各写真に記載

 

前回までの記事の続きで、JR東海213系5000番台のお別れ

乗車の記事の続きです。

JR東海最後の非VVVF車となってしまいましたが、間もなく

完全引退となり四国に次いでJRでは二社目の電車の全

VVVF制御化が達成されます。

 

(一枚目)

こちらは帰路に豊川駅から豊橋駅まで乗車したH3編成です

(豊川駅撮影)。1989年日本車輛製です。

長距離仕様に相応しい感じの213系ですが、非ワンマンの為

運用は限定的でした。

飯田線にはJR東日本の211系も乗り入れており顔を合わせる

機会も有りますが、213系の方が先に去る事になりました。

後述しますが、クハ212形は車椅子スペースが2か所設置の為

車外にも車椅子マークとベビーカーマークが運転台後部と

車端部トイレ脇の2か所に貼られています。

(二枚目)

クハ212-5003の車内です。

ドア間の座席は転換クロスで、311系と違いこちらはドア脇も

転換可能です。座席はバケットタイプでモケットは紫、枕

カバーも付いており枕部は分割タイプです。

壁や天井は白系でブラインドはグレーで、311系と違い車内

案内表示器は有りません。

ドア脇は衝立が有り、ここは補助席が設置されていましたが

飯田線転用時に撤去されました。衝立部分にはモケットが

貼られていますが、紫と黒でお洒落です。

リニューアル前の基本番台はオールクロスでモケットも青系

だった為、結構違っています。

(三枚目)

こちらは往路のクモハ213-5001の車内撮影分ですが、

天井は平天井となっています。311系と違いカバー無しです。

風洞はラインフロー式でラインデリア付きです。

荷棚はパイプ式で、荷棚の形状も基本番台とは違っています。

置換が近い時期でしたが車内は綺麗で乗り心地も良好でした。

(四枚目)

クハ212-5003の運転台後部です。

仕切り扉と助士側窓が連続した独特な形状で、眺望に配慮

されています。この部分の座席がロングシートなのが残念に

思えます。

この区画は優先席でオレンジのモケットとなっており、座席は

バケットタイプです。

吊手はロング部だけの設置で優先席部は黄色になっています。

床は通路部は赤で座席部はクリームの塗り分けとなっています。

(五枚目)

運転台側の仕切り窓は少し小さいですが、こちらも眺めは

良くなっています。計器類のカバーは黒塗りです。

側窓周りは211系同様FRP仕上げです。

この区画は後年車椅子スペースが設置され、ヒーターと手すり

が付き荷棚は撤去されました。

ドアチャイムも付いています。

同様の改造は211・311系及びキハ11にも施工されました。

(六枚目)

そして前回も述べた様に、飯田線転用でクハ212形に車椅子

対応大型トイレが設置されました。

その際周囲の座席と荷棚は撤去され、トイレ対面は全て車椅子

スペースになりました。ヒーターと手すり付きですが窓3枚分を

充当した為長さが目立ちます。

そしてこの区画は吊手が目立つ殺風景な場所となりました。

西日本の213系の内、クハ212形の運転台設置改造車も改造で

2か所車椅子スペースが設置されており、似た感じになりました

(場所は異なる)。

貫通扉窓は通常サイズですが、2次車では拡大されました。

(七・八枚目)

これは帰路の車内で撮影した名鉄との合流部分です。

JRと大手私鉄が線路を共有する全国的にも珍しい区間です。

(九枚目)

こちらは名鉄との合流後、今度は東海道本線と並走する

区間の写真です。

写真は船町駅で東海道本線の電車はクモハ313-1603です。

この区間は飯田線しかホームが有りません。

(十枚目)

こちらは終点豊橋駅撮影のクモハ213-5003です。

211系マスクの「湘南色」という安定した組合せは最近まで

東海でも多数見られましたが、一挙に消滅しました。

東海での特徴だったインバータークーラーも間もなく見られ

無くなります。

JR東海では急行格下げの165系、元新快速用の117系と本形式

だけが2ドアの一般形電車でしたが、本形式引退によりJR東海の

一般形電車は3ドアに統一されます。

全国的にもJRの2ドアの一般形電車は西日本115系、125系、

213系と九州の713系だけとなります。

(十一枚目)

こちらはクモハ213-5003の車端部です。

この部分は座席が残っており、ロングシートはバケット式で

車端部側の優先席部はオレンジのモケットと黄色の吊手に

なっています。

 

JR東海では民営化後一般形の電車・気動車は「湘南色」が

基本となっており103系や119系、キハ11やキハ40系の様に

白地に「湘南色」の帯色というパターンも有りました。

しかし311・313系やキハ75系などのオレンジ一色の帯の

形式が徐々に主力となり、本形式の引退で「湘南色」は

東海から消える事になり中部地方から完全に消滅する事と

なります。

かつては至る所で見られた「湘南色」ですが、残るは東日本の

E231・E233系近郊仕様と高崎の211系だけとなりました。 

(十二枚目)

こちらはクハ213-5003です。211系の端正な前面を持つ

車両はいよいよ東海からは消滅ですが、三岐鉄道ではまだ

長く残るでしょう。

全国的にも東日本の719系5000番台は間もなく消滅、211系

長野車も一部置換が決まり九州の415系1500番台も501系

導入で置換が出ると思われます。

最後にこの顔で残るのは四国6000系か西日本213系、それとも

しぶとく残る東日本211系でしょうか?

 

個人的には西日本の213系には何度も乗車していますが、東海の

車両に乗ったのはこれが最初でした。その為いつもの213系とは

色々違う感想を味わえました。

そして遂にこの度3月初旬に213系5000番台の引退が正式発表され、

前回紹介のトップナンバー編成などに記念HMが付く事も発表

されました。よってトップナンバーは最後まで走る筈です。

基となった西日本車より先に引退する事になりますが、西日本の

車両も227系増備でいつまで走れるか気になるところで221系や

205系と同時期に引退でしょうか。

個人的には2ドアクロスシートで1M方式の2両編成なので地方私鉄

向きかと思いますが(富山地鉄や大井川など)、今のところ動きが

無さそうなのが残念です。

 

次回からは豊橋鉄道に乗車の記事です。

 

参考文献   JR全車輛ハンドブック 2004

 

参考HP    JR東海ニュースリリース(公式・2026.2.5)

 

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