撮影日・撮影場所 各写真に記載
広島交通でも残り僅かとなった三菱+西工58MCボディの
大型ツーステップ車です。
かつての広島交通の代名詞的な存在で、路線車の最古参です。
(一枚目)
・新道・可部・虹山県住経由勝木行き727-61号車
です。「ワンマン」表示灯が残っています。
(2026.2.15 横川駅付近撮影)
1996年式KC規制の三菱車で、11m級長尺の大型車です。
この頃の広交らしく標準床のツーステップ車です。
西工58MC B-Ⅱボディでライトはフォグランプも含め
角型です。
前中4枚折戸で黒サッシメトロ窓となっており、側面
行先表示器は窓一杯の特大サイズで中ドア後方の設置です。
4枚折戸・メトロ窓・大型方向幕は当時市内各社で採用
されていました。
行先表示器は幕式のままです。
路線車の標準色となっています。
この車のクーラーはゼクセル製です。
(二枚目)
・後面です。バックアイカメラ付きです。
このグループは1996年に恐らく2台だけ導入されました。
製造期間が短いKC-MP217系のエアサス車の西工ボディと
いう時点で珍しいですが、最長尺のP尺車というのが更に
珍しいです。伝統的に長尺車が多かった広交の三菱車は少し
短いN尺車を選択していましたが、導入時は既にN尺車の
設定が無かった様でP尺での導入です。
広交の三菱製路線車はU規制では存在せず、1988年式以来の
導入でした。
広交では長くサブエンジン式冷房で前中引戸という市街地
路線車らしからぬ仕様で導入されていましたが、1995年式
から4枚折戸に直結式冷房に進化?しました。
但し標準床でハイバックシートは変わりません。
1996年式は日デKC-UA系も6台程導入されました。
尚1997年の一般路線車の導入は無く、1998年からは96MC
ボディとなった為、この年式が最後の58MCボディ車です。
(三枚目)
・こちらは727号車の車内です(2026.1.29)。
座席は赤いモケットのハイバックシートでカバーが付いた
広交標準仕様で、着席重視仕様です。
前中ドア間は運転士側が2人掛け、ドア側は1人掛けです。
車内は快適ですが、標準床の為乗車はドアが広いとはいえ
床が高く難儀しそうです。
・車番 727-61 ナンバー 広島22く41-73 年式 1996
所属 勝木 形式 三菱KC-MP617P改 幕式方向幕
西工58MC B-Ⅱボディ 長尺大型ツーステップ車 標準床
前中4枚折戸 黒サッシメトロ窓 路線色
(四枚目)
・こちらは同型の728-61号車で、同じく新道・可部・虹山
団地経由勝木行きでした。こちらの表示は白地で、表示
内容も違っています。
この車両はデンソー製クーラーで2台共クーラーが違います。
(2026.2.24 広島駅バスターミナル撮影)
広島交通では長く日デ車と三菱車を導入していましたが、
ツーステ時代の大型一般路線車は日デ車の一部で導入された
富士7Eを除き全て西工ボディでした。
その為歴史は長く、1983年から96年までの13年間にわたり
大量導入されており、当初はB-Ⅰで1987年以降B-Ⅱボディと
なりました。
仕様も多岐に渡り、一部短尺車や三段峡方面へのリクライニング
シート付き車も存在しました。
一般車ですらエアサスにハイバックシートなので、関東ではワン
ロマで通用しそうな仕様での導入でした。
1998年以降は96MCとなり、KL規制車では遂にワンステとなり
2009年まで西工ボディ車が導入されました。
(五枚目)
・側面です。長尺で堂々としたスタイルで、床の高さが
分かります。
かつて県内では他に広電や呉市営が58MCを導入していました。
変わった所では中国バスでは日野+58MCツーステも存在して
いました。トモテツバスには阪神バス中古車も存在しました。
しかし近年は引退が進み、既に広交以外は消滅しました。
広交でも一足早く同年式の日デ車が消滅し、現役の58MCは
この三菱車2台と日デ車1台だけです。
・車番 728-61 ナンバー 広島22く41-74 年式 1996
所属 勝木 形式 三菱KC-MP617P改 幕式方向幕
西工58MC B-Ⅱボディ 長尺大型ツーステップ車 標準床
前中4枚折戸 黒サッシメトロ窓 路線色
間もなく引退が近いと思われますが、かつての広交らしい
スタイルを今に残す貴重な車両なので、少しでも長く頑張って
欲しいです。
以上です。
参考文献 バスラマインターナショナル Voi.15 2004.2
参考HP Tokuden IM
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